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グッドモーニングルワンダ

/ 2 Comments /

どもども。

 

ポートランドから一転、ルワンダの首都キガリに来ております。

 

先週すでに記事の下書きをしていたのですが、Wi-Fiが不安定だったり、家でゴタゴタがあったりと(停電、お湯がでないなどの定番のトラブルが続きました)バタバタしていたので、投稿できずじまいでした。その代わり少し長めに書きます

 

現在住んでるアパートにはインターネットがありませんが、とりあえずiPhoneのSIMカードはインターネットが繋がったので、ひとまず安心しています。

 

アパートも比較的快適です。お湯も出るようになったし、冷蔵庫もめちゃくちゃ弱々しいけどとりあえず機能するし。ベッドには蚊帳もついてたし。

 

初めてのアフリカに面食らいつつも、案外快適に過ごしています。

 

というわけで、今日はポートランドでの1週間と、キガリでのこれまでの生活をざっくり振り返ってみようと思います。

 

<iPadを使ってカッピング。生姜入りのカクテル。翻訳作業。>

 

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先週報告したように、インターンシップの初仕事はポートランドのカフェ巡り。実はもともと9店舗くらいになるよていが、僕が「1日に9店舗っていったら、僕の最高記録に並ぶよ!」と言ったおかげで、カフェ巡りに連れて行ってくれた同僚が、「じゃあその記録こえよう笑」ということになり、結果的に11店舗に足を運ぶことになりました笑

 


IMG_6496オフィスは一番上の階。素敵なテラスが目の前に… 

自業自得なのでしょうが、次の日カフェ巡りに連れて行ってくれた同僚は、完全にOvercaffeinated(カフェインの過剰摂取状態)となり、「コーヒーを飲み過ぎて見るのもいやになるなんて、二日酔いよりたち悪いよ…」と嘆いていました。そんなコーヒー二日酔い状態の中のインターン二日目は、サンプル焙煎のカッピングの練習をしました。サンプル焙煎とは、コーヒー豆を買い付ける前に、収穫後・出荷前・出荷後などの段階で少量のサンプルを農家から送ってもらい、クオリティのチェックをするために、試験焙煎をするというもの。僕はこれまでほとんど焙煎の経験がなかったのですが、例の二日酔いの同僚が「いや大丈夫、大丈夫、やってみ!」といった軽いノリで、やらせてもらえることに。何種類かをじっくり時間をかけて丁寧に焙煎し、次の日にカッピングをしました。

 

 

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随分前の記事でカッピングについては説明したかもしれませんが、一応もう一度説明すると、コーヒー豆の品質をチェックするために決められた比率と簡単なレシピに従ってコーヒーを抽出し、決められた飲み方でコーヒーをテイスティングすることをカッピングといいます。ワインのテイスティングのコーヒー版ですね。

 

カッピングをする際は、SCAAというコーヒー協会が定めたスコアシートにしたがって100点満点でコーヒーを採点するのが一般的です。いわゆるコマーシャルコーヒーと言われるコンビニやチェーン店で取り扱うコーヒー豆は80点以下のもので、スペシャリティコーヒーといわれるのは80点以上のものを指します。

 

お店やロースターで行うカッピングから、その年の産地別の一番を決めるオークションでのカッピングに至るまで、ほとんどのカッピングでは未だに紙に印刷されたスコアシートに記入する場合がほとんどです。

 

そんな中僕が現在働いている会社が提供しているサービスが、iPad上でインタラクティブUIを使ってカッピングのスコアを記録するソフトウェア。視覚的に色分けされたフレーバー表現や、自動的に作成されるフレーバーホイールが、従来のスコアシートによる採点より格段にわかりやすくかつ直感的な採点を実現しています(ここで宣伝しても意味無いでしょうが笑)しかもカッピングセッションをソフトウェアで作成し、カッピングする人たちを招待すれば、スコアを提出した後に、参加者それぞれの点数や評価、平均点や一番使われている代表的なフレーバー表現を確認することができます。

 

インターン3日目には、前日に僕が焙煎したサンプルをこのソフトウェアを使って早速カッピングしました。紙での採点しかしたことがない僕には、この採点方法がとっても新鮮でした。カッピング後には、参加者でそれぞれのコーヒーについて意見交換するのが一般的ですが、このソフトを使うと、互いの評価が確認できるので、カッピング後のディスカッションもとてもスムースに進み、今まで経験したカッピングの中でも、一番充実したカッピングになりました。

 

以前からこのソフトウェアの存在は知っていたのですが、実際にこのソフトを使ってカッピングを行うと、このソフトがいかに優れているかを実感しました。同時に、このソフトがきちんと翻訳されたら、日本でもかなりの需要があるだろうなとも思いました。そして丁度同時期にインターンをしている中国人の同僚が、このソフトの中国語翻訳を行っていることを知り、技術責任者の方に日本語版も作ることを提案。2日程かけて主要のファイルを翻訳し、現在は試験的にウェブサイトを使い、翻訳を修正しているところです。翻訳が終わり次第、知り合いのコーヒー関係者の方々にベータ版を試験的に使ってもらい、フィードバックをもらった後、最終修正をして、僕のインターンが終わる前までには、なんとか正式に日本語版を製品化できるようにしたいと思っています。

 

そんなこんなでインターン開始当初は予定になかったソフトの翻訳作業を、空き時間や仕事外の時間にこなしながら、サンプル焙煎の次にとりかかったのが、コーヒーカクテルづくりです。

 

Processed with VSCOcam with f2 preset実験中の様子….  

 

「コーヒーカクテル…? なんだかまずそう…」と思ったそこのあなた!間違ってません笑

 

事実ほとんどのコーヒーカクテルは美味しくないです。というのもカクテルがサーブされるバーには、コーヒーに精通したバーテンダーがいることはまずないので、カクテルのベースとなるコーヒーがまあまあという場合がほとんどです。加えてコーヒーという飲料自体が、何かを加えると99%の確率でまずくなるので、おいしいコーヒーカクテルを作るのは至難の業なのです。

 

 

というわけで、その難易度からあまりポピュラーではなかったコーヒーカクテルですが、近年のスペシャリティコーヒーブームを受けて、トレンドの兆しを見せています。何度か記事にも書いているワールドバリスタチャンピオンシップは、バリスタの技術を競う大会ですが、それ以外にもたくさんの大会があり、その中でも比較的最近発足したのが、Coffee In Good Spiritsという大会。その名からも想像できるかもしれませんが、コーヒーを使ったカクテルの味を競う大会です。競技者は共通のカクテルとして、アイリッシュコーヒー(アイリッシュウイスキーをベースにしたカクテルで、コーヒーカクテルでは一番ベーシックなもの)を自分のレシピで作り、次に自分のオリジナルコーヒーカクテルを作って、その創造性と味で評価をされます。世界大会も開催されているこの大会は、バリスタの新しい表現の場として注目されています。

 

 

 

今回のインターンシップでカクテルを作ることになったのは、二日酔いの同僚の思いつきでも、Coffee In Good Spiritisに出場するからでもありません。実はキガリ市内のホテルと、僕の働いている会社が契約を結ぶことになり、それにしたがってコーヒーカクテルを提供する可能性が浮上したので、その為にルワンダのコーヒーを使ったカクテルを作ることになったのです。

 

 

というわけで、近所の酒屋さんでいくつか材料となるお酒とリキュールを購入し、スーパーで果物を買って、早速カクテル作りがスタート。二日酔いの彼(そろそろ名前が必要ですね。Jさんと呼びます。)と事前に考えてきていたレシピをいくつか試します。まずはベースになるお酒選びから。ジン、ラム、バーボンとルワンダのコーヒーを使って抽出したエスプレッソを試しに混ぜ、それぞれのお酒との相性を確かめます。

 

結果的に、ジンとラムとの相性が良かったので、取り敢えずこの2つを使ってカクテル作りがスタート。Jさんはラムとパイナップルジュースにエスプレッソを混ぜ、トニックで割ったカクテルを試作。僕はというと、簡単なジントニックにライムジュースとエスプレッソを混ぜたカクテルを、様々な比率で試しました。

 

そして結果はというと…..

これが中々うまくいかない(泣)

僕のカクテルで言えば、ジントニックにエスプレッソのフレーバー隠れ、コーヒーの魅力がわかりにくくなったり、と思って比率を変えたら今度はジントニックの良さが半減したり….

とにかく難しい!

3時間くらいの時間をかけて、様々な方法を試してみたのですが、ほぼ惨敗…..

Jさんも僕も意気消沈でした….

 

そんな落ち込んでる僕らを見かねて、しまいには僕の面倒を見てくれているマネージャーの方に「上手くいってないの?」と聞かれる始末。「上手くいってないです… 」と答えると、「私も今日仕事終わったから、試しに作ってみていい?なんかまだ試してないアイデアある?」と提案してくれました。もつべきものは良い上司であることを痛感しつつ、「まだ生姜を使ったカクテルは試してないですかねー」というと、「じゃあちょっと試してみるね」と言って、早速カクテル作りに取り掛かっていました。

 

余談ですが、生姜を使うことを思いついたきっかけが、ルワンダのお茶の文化。ルワンダはコーヒーの産地として有名ですが、お茶の産地としてもとっても有名。アフリカのお茶コンテストでの入賞歴があるほど品質もよく、現地ではコーヒーよりもお茶を飲むのが一般的です。

 

IMG_6580 生姜の入ったミルクティー。アフリカンティーと呼ばれてます。

 

そしてそのお茶の一般的な飲み方が、ミルクを足して生姜のシロップを入れたもの。ジンジャーミルクティーといったところでしょうか。そんなこともあり、生姜を使ったコーヒーカクテルを考えていたのです。

 

3時間の成果に意気消沈しながら、一休みしていると、まだカクテル作りを初めて15分くらいしか絶っていないマネージャーが試作したカクテルを飲んで一言。「やばい。もう完璧なのできちゃったかも。」そんなわけないだろ、と半信半疑でJさんと僕が試しに飲んでみると、なんと僕らが3時間かけて試作したどのカクテルよりも美味しいではないですか。詳しくは企業秘密ですが(書いても真似する人はいないと思うけど、一応ね)、生姜と柑橘系の果物とエスプレッソを使った、さっぱりしていながらバランスのとれたカクテルでした。

 

3時間の成果の全てを否定されたような気がして更に意気消沈した僕とJさんでしたが、ひとまずきちんとしたレシピが完成したので一安心。「まあもとはといえば、僕が生姜を使おうって提案したしな。」と心の中で言い訳をしながら、泣く泣くマネージャーの作ったカクテルのレシピをキガリに持っていくことにしました。

 

 

 

<キガリという街。綺麗な歩道。美味しい食事。おっかないバイクタクシー。>

そんなこんなでカクテルのレシピをデザインしたところでポートランドでの1週間が終わり、そこから一路ルワンダの首都キガリへ。2回のトランジットを入れると24時間を超える長旅でした。

 

キガリ空港へ到着した時の様子がこちら。

 

都会ですねー。

到着したのが夜遅くだったので、街の景色がよくわからなかったのですが、アパートで朝起きてみると窓からこんな景色が!

 

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さすがは千の丘の国と呼ばれるだけあり、どこにいても山々に囲まれています。

そんな景色に興奮しながら、早速働くオフィスへ。オフィスには併設したカフェがあり、そのなかはこんな感じ。

 

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ルワンダ人の経験豊富なバリスタが美味しいエスプレッソを抽出してくれます。とっても人懐こい写真の彼は、誰からも好かれるタイプ。近くのおすすめのレストランを教えてくれたり、仕事中にコーヒーを差し入れしてくれたり、とっても親切です。

 

 

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お客さんに向かってプレゼン中。

 

 

そんな素敵なバリスタが作ってくれるコーヒーを満喫したところで、お次はお昼ごはん。ルワンダの食事の魅力はなんといっても、その安さとボリューム!

 

ちなみに今日のお昼ごはんはこんな感じ。

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ルワンダのランチはビュッフェスタイルが人気で、お店によっておかわり自由のところもあれば、おかわり禁止のところもあります。このお店はおかわりができないところだったので、たんまりもりました。ちなみに左に見えているのはバナナを蒸したものにソースを絡めたもの。中央が蒸したブロッコリーとカリフラワーにフライドポテト。右に見えるのがビーフシチュー的な食べ物です。

 

なんとこれだけもって2500ルワンダフランク!!約350円!!

 

これでも高い方らしいので驚きです。

 

味はとっても良いです。味付けもそこまで濃く無く、日本人の口にあう味。下手したら(へたしなくても)ブラウンの食堂の食事より全然美味しいです笑

 

 

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物価の低さ以外にも驚かされたのは街の綺麗さ。毎週土曜日に市民総出で歩道を掃除するきまりがあるルワンダでは、歩道にはちりひとつ落ちていません。もともと文化的にきれい好きなのか、レストランやらお店やらでもしょっちゅう掃除している人を見かけます。

 

 

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そんな綺麗な街キガリでの交通手段といえば、バイクタクシー(モト)。交通事故も多くけっこう危険な乗り物らしいので、乗るときは覚悟がいりますが、車がない僕にとっては少ない交通手段の一つ。値段も驚愕の安さで、感覚的には日本のタクシーの10分の1くらいの値段で移動ができます。まあ安い反面、目的地と全然違うところに連れてかれることがあったりするみたいですが。またアジア人がお金を持ってると思ってなめているのか、歩道を歩いてるとすぐに2〜3台のバイクタクシーが止まり、「乗れよ乗れよ」と催促されます。また値段も交渉次第なので、けっこうふっかけられることもありますが、そこは辛抱強く交渉し、適当な値段を支払います。

 

 

そしてバイクタクシーを捕まえるときも、レストランで注文するときも痛感するのが言葉の壁。もともとルワンダは現地のキニヤルワンダ語以外には、フランス語が離されていましたが、近年英語圏への転向を図っています。そのため英語のほうが通じるという風に聞いていたのですが…..

 

まあ通じることには通じるのですが、フランス語の方がスムースにコミュニケーションできる場合や、キニヤルワンダ語しかしゃべらない人も沢山います。だからバイクタクシーを捕まえるのも一苦労。ただでさえ発音が難しい地名を伝えるのが大変なのに、その上値段交渉までしなくてはいけないので、言いたいことを伝えるのに二手間くらい余計にかかります。なんだかカナダに行ってまだ間もない頃、英語が通じなかった時のことをを思い出しました。

 

というわけで日々新しい経験をしてとっても刺激的な日々ですが、なんやかんやで快適に過ごしています。

 

来週も引き続きキガリからお送りします!

 

 

<今週のキニヤルワンダ語講座>

ピリピリは現地の香辛料の一種を指すらしいです。「日本語でピリピリは辛いって意味だよ!」という話で盛り上がりました。

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Comments 02

  • まお

    2016年6月6日 7:06 AM · 返信

    ◯◯のケースというところから、リンクが飛べません。 よろしくお願いします

  • 中川健太

    2016年6月14日 7:15 AM · 返信

    先ほどコメントを拝見しました。

    修正したので、各ケースをクリックしてみてください。

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