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卒業熊特集 第四弾:カイル

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卒業生インタビュー4人目

アーフ・カイル (別名:蛙)さん

 

日本人でもなく、日本に住んだことのない、シカゴ出身の193cm

ブラウン大学では電気工学を専攻し、 8月からはボストンの半導体メーカーで働くとのこと。

 

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一体彼はブラウンでの4年間をどう振り返り今後、どう歩んでいくのか?

インタビューはもちろん日本語です。

よろしくお願いしまーす!

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Q. カイルさん!もともとブラ熊は、トモチーニに「入らない?」って連れ込まれたんでしたっけ。

 

カイル:

そう、智也に急に誘われて。

いや、日本人じゃないんだけど!留学生でもないし!みたいな感じだったんだけど。

「別に良くない?」って感じで言われて。

 

そっち側が良かったら、僕も全然参加したいし、って感じだったからノリで決まった感じ。

 

それがどんな団体になるかも全然わかんないまま入ったんだけど。

振り返ってみると、入っててよかったっていつも思っている。本当に。


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Q. どんなところが?

 

説明会が大きい。ツアーが。

それまで、日本人の高校生に対して、自分の将来について考えていないとか

アメリカに憧れていて、それだけで留学したい って思っている人が多いのかな、とかそういう偏見があったんだけど。

 

実際行って高校生と話してみると、そういう人もいたんだけど、そういう単純な憧れじゃなくてコア(芯)も見ている人も結構いたことにびっくりしたし、アメリカ人として嬉しかった。

 

意識高い人が集まるわけじゃん、ブラ熊の説明会ツアーって。

それでも、ちゃんと、僕が大学に入る時よりも、全然考えているんだなって。感心したっていうか。

 

アメリカのイメージだけじゃなくて、こっちにきて、もらえる教育にちゃんと興味を持ってくれていたっというのが嬉しかった。

 .

なんか、名前はそこまで覚えていないんだけど未だに、会った高校生たちの顔が浮かぶことがあって。

名古屋の、あのルークってあだ名つけた人!みたいな。

必死に英語勉強している人!とか、そういうの時々思い出すと、懐かしいなぁって。

 . 

もともと顔は記憶に残りやすいんだけど

とくに説明会・交流会であった人の顔は、なんか覚えている。


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Q. ブログを毎週書いていたわけですけど、ブラ熊やる前は日本語で書く機会あったんですか?

 

日本語で書くこともなくて。

それで、最初の記事とかも読みたくないぐらい、全然ダメだったと思うし。

読んでないからわかんないけど。

 

けど。

アツとか、かのとか、智也とかに頼んで直してもらって。最初の方は。

で、だんだん直してもらわないように頑張って、自分で書いて。それでもミスがあったら、智也が教えてくれたりして。

そういう意味では日本語の勉強にはよかったけど。

Q.1年目は日本で、英語を教えるインターンをしてましたよね。なんでやろうと?

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最初日本に来た時に、神奈川での姉妹校があって、高校の。だから先生に連絡して、インターンやらせてもらえないかなってなって。あっさりオッケーもらって。

 

なんか

外人のイメージって、英語教えるために日本にくるっていうのが結構多くて。

 

エンジニアとしてそれがすごく嫌だったんだけど、そのイメージが。

どうせ、英語教えるんでしょみたいな。一回自分で経験してみないと、否定できないなって思ってやってみた。

 

そしたら、難しかった。

母国語そこまで細かく考えていないから、説明しろって言われたら、「あれ?」みたいなって全然あったし。

“a” “the” ,  articles (冠詞) が特に難しいのがわかって。

 

で、なんか what was it, “I made a breakfast” something like that.

例えば「 “I made a breakfast” 私は朝食を作った 」(ってある人が文法的に間違えて言っていて)

 

And I was like no, it’s  “I made breakfast” 

で、僕は「違うよ。”I made breakfast” だよ」( 文法的に“a” はいらない)って言って。

 

And she’s like “my intuition says it should be “a breakfast” because it’s a single one”.

で、その人は「いや、ふつーに考えて「朝食」は単数だから “a breakfast” であるべきだよ」って言い出して。

 

And I’m like….

I know you’re wrong, but I don’t know how to say why. So like, I ended up thinking for a long time about “ a” and “the”. Eventually,  it stuck with me for a long time. Finally ended up explaining on my last day because it took me the whole time.

彼女が間違えているのはわかるんだけど、なんでそれが間違えなのかが説明できなくて、長い間 “a” とか “the” とかについて考えることになった。結局ずっと考えて、最終日に説明することになったんだけどね。

 

 

それまでは日本語の方が好きだっていうか、英語の面白みを感じていなかったんだけど、その経験を通して、英語もなかなかやるじゃないかって。

そこまで単純じゃないなって。深いなって思って。改めて。


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Q.  ブラウンではけっこー言語系の授業とってたんですか?日本語学とか?

 

「日本語学」と同じ先生と「東京と京都」のクラスとって。

で、今学期「古典」とっていて。古典、全部日本語で教えてくれて。

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Q. 日本語の古典の授業ってあるんですね。「古典」っていうとほとんどの人が顔をしかめそうな科目ですけど・・!

 

だからこそやりたかった。それこそ神奈川でインターンやってた時に、「古典」って聞くとみんな 「あぁ・・・。」っていうリアクションだったんだけど。

それで、日本人にとっても難しいって知って、面白そうだしやってみたいと逆に思った。

とってみて、いろんなことに気づくのが楽しい。

 

例えば、ジブリの「風立ちぬ」っていう映画あるじゃん。それの「ちぬ」の「ぬ」ってなんで、”The Wind Rises” in English? (英語では “The Wind Rises” っていう題名なんだろう) って思って。どういう意味なんだろうって思って。 全部わかんないまま見ちゃって。

 

「ぬ」って普通、否定の意味があるんだけど。説明しなくてもわかると思うけど、

「たちぬ」だから「たたない」んじゃなくて、「たちぬ」だから過去形だって。

古典とってからわかった。 みたいなことが楽しい。

 

Q. 今年の8月からボストンの半導体メーカーで働くんですよね。日本での就職は考えなかった?

 

考えた。

就職先は、本部はボストンなんだけど日本にも支店があって。日本の会社のお客様が多いから、そこで、sales engineering  をやろうかなって悩んでいた。でもそれだとengineer 寄りのsalesになるから。それも違うかなって思って。今はエンジニアに集中したいかなぁって思って。

 

でも将来は(日本に)絶対行くって決めている。

日本に住んで、エンジニアとして生活するっていうのが夢。

そういう風にエンジニアとして、日本に貢献できたらなって思って。

 

っていうのがブラ熊やってた頃からの、みんなに聞かれていた時の答え。

で、ブレていない。


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Q. 日本が「好き」まではわかるけど「貢献したい」っていうのはまたすごいですね。

 

うーん、なんか。

自分だけ、旅行者として行って楽しんじゃって、いっぱいもらっている気がして。

なんも日本にあげていないっていう感じがして。

 

Q. 卒業してから就職まで、日本にいくんでしたっけ。何するんですか?

 

1か月くらい日本に行くことになっている。

今まで、なんか、説明会あって。インターンシップがあって。みたいな、ちゃんと目的があって日本にいってたんだけど。

今回なんもなくて、自由すぎてどうしようかわかんない。

 

だから電車に乗って一人で旅したりそういうのしてみたいなって思って。

あと、最近、吉本新喜劇にはまって。

だから、大阪行ってぜひ劇をみようと思っている。漫才も。

 

実は、新喜劇の劇をファイナルプロジェクトとして、(英語に) 翻訳して字幕もつけた。

 

※ Kyle の翻訳したYoutubeの動画はこちらから

 

Q. え!! 新喜劇を英訳・・って・・大変・・!

 

翻訳もそうだけど、ダジャレとかそういう冗談ツッコミ、ボケ、大阪弁も多いから。

何よりも字幕が大変だった。

 

1300個ぐらいの字幕をつけた。45分の番組で。

話すペースがすごいから。で、劇だから、相手がどのタイミングで話を終わらせるのかわかっているからみんな間なしで入ってくるから、字幕を読みやすいようにするのが結構大変だった。

 

Q. ただでさえ英訳は難しいのに、とくにお笑いとかだともうダジャレとか伝わらなさそう。

 

うん、伝わらないところもある。

 

翻訳がうまくいった時も、うまくいかなかった時も上にNote (脚注) で書くようにしていた。っていうのは、完璧に通じるわけじゃないから。

Note なしで書くと、そのまま捉えていいんだなって風に視聴者は思っちゃうけど、全然違うから。

結構うまくいったとしても、完璧じゃないっていうことを視聴者に知らせるのが大事だっていうようなことを習っていた。

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あと、(翻訳した動画を) 新喜劇に送ろうかなって思っている。

それも「貢献」として思っているから。今までいっぱい笑って観てたから返しとして、大好きだから、こういうことを作ってみましたっていうので、送ろうかなって。

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Q. ブラウンでやり残したことは?

 

一回もパーティーに行ったことはないけど、それは・・やり残したことではない。

それで、いい (笑)

 

うーーん、別にないかな。

 

あ、でも。あるとしたら、ブラ熊を辞めてからあまりブラ熊のメンバーと話せなくなったのは後悔している。

 

3年生になって、すごい忙しくなったっていうのは言い訳だけど。

毎週会わなくなったから、それだから、話さなくてもいいってことではないから。

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Q. うーむなるほど。ありがとうございます


—-

 

 

<編集後記>

 

新喜劇の翻訳をしちゃったり、古典をとったり。

「好き」の想いを超えて日本に「貢献」したいという

誰よりも日本なカイルの人柄が伺えました。

 

kyle2

カイル「やだーイメージ変わったって言われる。やだー」

 

・・と言いつつポーズをとってくれる心の広さ。

 

カイルありがとう!

ご卒業おめでとうございます


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カイルのこれまでの記事はこちら

カイルの作った新喜劇の翻訳(英字幕)はこちらから。

 

 

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