divider

separator


ニカッと笑ってグー

/ 4 Comments /

DOUMO。どーも。

健太です。

 

先週、先々週は、ちょいと忙しかったのと産地に行ったりしていたりで、ブログが書けませんでした。

忙しかった理由のひとつが、このイベント。

 



Processed with VSCOcam with c1 preset

 

 

僕がインターンしている会社は、経験豊富な農学者と提携し、女性コーヒー農家の方にコーヒー栽培を1年がかりで教えるプログラムを行っているのですが、先週このプログラムを修了した農家の方々を祝う卒業式がありました。

 

 

写真では少しわかりにくいかもしれませんが、卒業式に参加した農家の方々は、なんと二千人!

 

 

僕自身はこのイベントの設営プランから運営まで携わっていたのですが、当日は二千人の農家の人たちを効率よく席に誘導したり、飲み物を配ったりしなくてはいけなかったので、とにかく大変でした。日本でやれば、機材も揃っているし簡単かもしれませんが、ここはルワンダ。「まず電気どこから引っ張ってくる?」というとこから始まるので、一つの機材を用意するのも一苦労です。

 

実際のイベントは、VIPの方々(日本で言う農林水産省のお偉いさんやら、市長さんやら)が1時間遅れて来たりと、いろいろトラブルもありましたが、なんとか無事卒業式を執り行うことができました。

 

Processed with VSCOcam with f2 presetそうです。前にいるヤギは賞品です。

 

この卒業式の目的の1つは、プログラムを終了した証明書を手渡すことにありますが、それ以外の目的として、テストやトレーニングで優秀な成績を収めた人に賞品を渡す、というのがあります。賞品はお金ではなく、プログラムに参加した農家の方たちから、事前に欲しい賞品を聞いて決めるシステムなので、モチベーション向上を促す効果があるようで、実際賞品を受け取った人はとても嬉しそうでした。もっとも賞品も産地ならではな、ヤギやじょうろといったものから、携帯電話やマットレスなどの実用的なものまで実に様々なものがありました。

 

 

Processed with VSCOcam with m3 preset

 

 

卒業証書や賞品の授与以外には、産地の地域別で構成されるチームが、それぞれダンスを披露したり、お偉いさん方のスピーチなどがありましたが、僕が一番楽しみにしていたのは、実際に農家の人たちに自分たちが育てたコーヒー豆を使っていれたコーヒーを飲んでもらうことです。二千人の人にコーヒーを飲んでもらうため、さすがに1人マグカップ1杯という訳にはいきませんでしたが、それでも少しでも多く飲んでもらう為に、カフェのスタッフと一緒に4時半起きで大量のコーヒーをつくり、イベント会場に持って行きました。

 

IMG_6820

 

今回コーヒーを飲んでもらう上で僕らが心配だったのは、農家の人がブラックでコーヒーを飲んでくれるかということ。もともとルワンダは紅茶を沢山飲む文化があり、紅茶にもコーヒーにも大量の砂糖とミルクをいれて飲みます。その文化にケチをつけるつもりは全く無いのですが、ルワンダ産のコーヒーは明るい柑橘系の酸味と豊かな甘味が特徴なので、砂糖やミルクをいれるとコーヒー本来のフレーバーが台無しになってしまうため、できれば農家の人にはブラックで飲んで欲しかったのです。というわけで、イベントには一切ミルクと砂糖を持っていかず、ブラックで飲んでもらうことになりました。

 

Processed with VSCOcam with b1 preset

 

 

そう決断したはいいものの、やはり農家の人がコーヒーを美味しいと言ってくれるかが、イベント当日まで不安でした。証書授与も終わり、いよいよコーヒーを飲んでもらうことになり、ドキドキしながら1杯目を農家の人に手渡すと….

 

 

Processed with VSCOcam with b1 preset

 

恐る恐る口をつけて、少し間があった後、

ニカッと笑って「グー」と親指を突き出してくれました笑

 

それを見てほっと胸を撫で下ろしたのも束の間、そこからは「おかわりちょうだい」の嵐。といってもコーヒーに限りがあったので、必死にお代わりの手をかき分け、まだコーヒーを飲んでいない農家の方たちにコーヒーを手渡していきました。僕の心配をよそに農家の人たちは、ゴクゴクコーヒーを飲んでゆき、あんなに時間をかけてつくった大量のコーヒーもあっという間に無くなりました。

 

Processed with VSCOcam with f2 preset

 

空っぽの容れ物を片手に、ほとんどの人が美味しそうにコーヒーを飲んでいるのを見て、ルワンダ人のカフェのスタッフも驚いていました。中にはわざわざ僕のところへやってきて、何やらキニヤルワンダ語でまくし立てた後、僕が言葉を理解していないのに気づくと、空っぽのコップを指さし、お決まりのニカッと笑ってグーをしてくれる人も沢山いました。

 

 

Processed with VSCOcam with f2 presetなぜかじっと見つめると恥ずかしがって逃げる男の子。それでも懲りずによってきます。

 

こうして卒業式が終了し、夜が更けてからキガリに車で戻る車中で、僕は農家の人たちの「ニカッと笑ってグー」を思い出していました。そして改めて「コーヒーって不思議な飲み物だよな」と感じていました。ルワンダにも、アメリカにも、日本にも、それぞれ固有の食文化があって、緑茶を飲む国があれば、紅茶を飲む国があり、生活習慣も全く違う国なのに、高い品質の豆を使って、正しい焙煎方法でローストすれば、これらの国の誰もがブラックでコーヒーを楽しむことができる。僕が一杯目を手渡した女性の笑顔で、僕はそう確信しました。

 

Processed with VSCOcam with c1 preset

 

だから声を大にして言います。

 

Processed with VSCOcam with f2 preset

もしあなたがコーヒーを嫌いだとしたら、

それはまだ良いコーヒーに出会ってないからだと。

 

 

というわけでコーヒー嫌いな方、是非自動販売機や名前に星がつくコーヒー屋さん以外で、コーヒーを買って飲んでみてください。アドバイスが欲しい方は是非ご一報を笑

 

 

気づけばルワンダでの滞在も残すところ1週間です。

それではまた来週!

^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^

クリックお願いします!


separator

Comments 04

  • ケイン

    2016年7月4日 2:26 PM · 返信

    ニューヨークかチェルシーあたりでおすすめのコーヒースタンドとかありますか?

    酸味があってフルーティーなやつが苦手で
    苦めのけっこうしっかり焙煎したものが好きなんですが
    コロンビアとか東ティモールとか、どこの豆がおすすめとかありますか?

    • 中川健太

      2016年7月9日 8:14 AM · 返信

      ケインさん

      チェルシーだと、チェルシーマーケット内の9th Streetと、前にあるBlue Bottleくらいしか思い当たりませんが、Blue Bottleは結構酸味はっきりしているエスプレッソを使うことが多いので、9th Streetの方がケインさんにはおすすめです。

      ちょっと場所的には外れますが、個人的におすすめしたいのはVoyager Espressoです。とても辺鄙な場所にありますが、ちょっと他のお店とは違った雰囲気が味わえると思います。

  • トモチーニ

    2016年7月4日 7:16 PM · 返信

    ケンちゃんも踊りましたか?

    • 中川健太

      2016年7月9日 8:14 AM · 返信

      踊らされましたよ。

separator

Leave a Comment


separator