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”ネイティブ”なはずなのに…

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どうも、柚子です。

いつもは11時半、遅くとも12時には寝る私ですが、最近は11時半まで宿題をやる日々が続いています。(これでも大学生にしては大分寝るのが早いみたいですが…)お蔭様で(?)もう机の上はぐちゃぐちゃ….。この写真の左側にあるベットの上も机の延長として使ってしまう始末です。

 

必要の無いものばかり出てる…お母さんに怒られそう….。

 

大雪についてお知らせして、先日20℃まで気温が上がったと思いきや、今度はまた氷点下で風がピューピュー吹いたり…。今日は風が強いだけだけれど、明日は雪の予報ともう何だか分からない天気が続いています。そんなこともあってか先週は体調を崩しました。今回はそのときに感じた、言語の壁についてお伝えします。

 

私は4歳のときに渡米して英語漬けになり、6歳の頃には流暢に話せるようになった。学校の勉強も、友達との会話はもちろん、買い物に行ったときの店員の話など、理解するのに苦労することは無くなった。“Native speaker””幼い頃にその言語を取得した者”をさすらしいから、私は英語の”ネイティブ”だと言えると思う。実際レジュメにもそう書いてみた。家族には”弾丸トーク”と言われ、英語を(日本語も…)話すのが早すぎるから落ち着けといわれる。今はアメリカの大学に通い、日々名の知れた哲学者や科学者が書いた文章を英語で読み、授業ではその内容についてのディスカッションに積極的に参加している。

しかし、こんな私でも、未だに言語の壁を感じることがある。それは病院でのこと。

先日ちょっと具合が悪くなった。腹痛と頭痛があって熱っぽい。ルームメイトもインフルの病み上がり、ということもありBrown Health Servicesに電話してみた。Brown Health Services はキャンパス内にある診療所。アメリカにいると医療費が心配だが、大学の保険のプランに加入している私は少なくともここは医療費のことを心配せずに診察や治療を受けられることは分かっている。緊急時以外は予約を取ってから診察を受けるシステムになっている。

 

相手が電話を出て、何の症状で診察を受けたいのか聞いてきた。

私:”I have a stomachache”

(お腹が痛いんです)

相手:”OK, so you’re coming in with abdominal pain”

 (腹痛で診察を受けたいのね)

(私:アブドミ…はぁ???)

私:”Sorry?”

(すみません、今何と?)←電話越しで良く聞えなかったふり

相手:”Abdominal pain”

(腹痛でしょ?)

(私:abdomen=腹部、abdominal pain→腹痛、のはずだ!)

私:”Oh, yes”

(あ、はい。そうです。)

 

この会話のように、Health Services に電話するときは何度が聞えなかったふりして聞き返す。ブラウン生なら知って当たり前なのかもしれないけれど、滅多にアメリカで診察を受けず、身体の部位を学ぶような授業も取ったこと無い私には分からない言葉が多い。例えば去年腰を痛めた際、”どこが痛いの?○○は大丈夫?”など、いろんな身体や骨の部位の名前を言われたけれど、全然分からなかった。

 

私:”I have a headache and a bit of fever as well”

(頭痛と、ちょっと熱もあるんです)

相手:”OK, so you have a headache and a fever”

(なるほど、頭痛と熱があるのね)

(私:微熱って一体何て言えばいいんだろう…?)

相手:”Come in at 5pm”

(じゃあ5時に来てちょうだい)

何だか会話は腹痛よりも、頭痛と熱の方が中心かのような雰囲気で終わってしまった。

 

さあ、いざ診察へ…行く前に、いくつか考えなければいけないことがある。まずは熱。私が日本から持ってきた体温計は摂氏(℃)表示、だがアメリカでは華氏(°F)表示。スマホを使って37.5℃を99.5°Fに変換。アメリカは単位が違うから本当に困る。身長も体重も、スマホなければパッと答えることができない。

次に、痛みをどう表現するか考えてみた。思い浮かぶのは”キリキリ痛い”というどうしようもなく日本語的な表現。日本語は本当に擬態語、擬声語共に豊富だから、日常生活でもいろんな感触を表現しようと思うときに困る。”ズキズキする”だったら”throbbing”だろうし、もう本当に痛いなら”stabbing pain”だろうし….。そんなことを考えているうちにBrown Health Services に着いてしまった。

 

友達に急に誘われ、体調を崩す前はバスで20分ぐらいのところへハイクに行きました。”DANGER!”という標識を無視して急斜面を下りました…。

 

診察が始まった。電話で感じた予感は当たって

看護師:”So, you’re coming in for a headache?”

(頭痛があって今日は来たのよね?)

とまず聞かれた。一番最初の症状は腹痛だったし、熱もちょっとあるから

私:”Yes, but more because of the stomachache. And I also have a bit of fever. Around 99.5″

(はい、でも腹痛の方が辛くて…。そして99.5の熱がちょっとありました)

早速準備してきた情報を利用。

看護師:”OK. Well, it really isn’t a fever until 100.5, but I guess that’s enough to bother you”

(そう。まあ100.5まで熱とは言わないけれど、まあ具合が悪くなるには充分わね)

100.5°Fって一体どれぐらいだろう?”微熱”の表現こんなんで良いんかい。とか、いろいろ思いながら診察は進んだ。幸いなことに、看護師は質問をするたびに、いくつか選択肢をくれる。例えば、

看護師:”How often is you pain?”

(痛みはどれぐらいの頻度であるの?)

看護師:”Is it constant, or it kind of comes and goes, or it hurts when you do something or…”

(ずっとなの?それとも痛かったり痛くなかったり?それとも何かすると痛むとか…?)

こんな選択肢のおかげで、どうにか自分の症状は理解してもらえた。でもやっぱり、自分の言葉で伝えられなかった。選択肢をくれなかったら、私はきっと黙りこんでしまうのだろう。

 

 

看護師:”OK. So it doesn’t seem to be anything serious yet. I’ll say you take acetaminophen for now”

(今のところは何も深刻なものでは無さそうね。 acetaminophenを飲んで様子見てみて)

(私:アセタミノはぁ?)

私:”OK.”(はい)

看護師:”Do you know how much Tylenol to take?”

(どれぐらいタイラノール飲むべきか知ってる?)

(私:アセタミなんちゃらはタイラノールのことか…)

私:”No…” (いいえ)

看護師は特に驚きもせず、丁寧に薬の説明と飲み方の説明が書いてある紙を印刷してくれた。

 

環境学を高校生に教えるプログラムの遠足で、植物園へ行きました。この日の体感気温は-15℃。急いで温室のへ向かっている写真です。

 

アメリカの小学校に通っていたとき、具合が悪くなって早退したことがある。

そのときの私の英語力はまだまだで、先生に何をどうやって言うべきなのか分からなかった。プリントで自習して終わったら先生に確認してもらう、という時間だったので、とりあえず何も持たずに先生の確認を受ける列に並んだ。私の順番が来て、先生に”あれ、プリントは?”みたいな、顔をされたか、聞かれたか覚えていないけれど、そんな気がする。

何を言うかちょっと考えたけど、”気持ち悪い”という英語が分からなかったから、とにかく”I’m cold” と先生に繰り返した。どうにかそれは伝わって、先生に保健室に連れられたけど、保健室で言われたことは何も分からなかった。体温計の数字はもちろん、”ここに横になってなさい”という先生の言葉も何を意味するのかわからず、ベットに座って何かが起きるのを待った。今思うと母は電話越しに、よく”柚子が具合が悪くなって早退する必要があるから迎えに来て欲しい”、と理解できたなと思う。

 

あの頃から私、大して成長してないじゃないか。今でも自分がどう具合が悪いのか、自分の言葉で伝えられない。”どうせアメリカだけだから”って°Fを今でもあまり理解していないけれど、アメリカで生活すつ上でこういうのは大事だと思う。はぁ…もっと医学用語とか、少なくとも病院でよく使うことば、身体の部位、基本の薬ぐらいは覚えないとな…。いくら”英語ができる”と言っても、まだ生活経験が少ないことを改めて思い知らされた。

考えてみれば私の英語力がまだまだなところ、他にもある。例えば数字。10万の桁からよくわからなくなる。日本の人口は120 millionってのは知っているけれど、他の場所の人口など、日本語では知っていても英語で言えない。自分なりに変換したつもりで口に出してみると、大体は多すぎるか少なすぎるかで驚かれる。

なんだか、普段はあまり使わなそうだけれど、とっても大事な英語。今の自分の英語力に満足せずに、これからも日々向上させていかなければ。学問で使う英語、友達との会話で使う英語、ビジネスで使う英語、生活する上で使う英語。いろいろあって違うんだな、と改めて気づかされた出来事でした。

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