divider

separator


”政治家”も悪くない?

/ 0 Comments

あと少し、あと少し!

そんな気持ちで今週を乗り越えて来ました柚子です。

そして今日からいよいよ春休みーー!!心が急に軽くなりました。

今週ば木、金と試験があり、フランス語のエッセーがあり、いつもの宿題もあり…。先週末あたりから授業のために読まなくてはいけないものを、あきらめざる終えない状況になっていたので、いつも以上にやらなくてはいけないことが多くて…。しかし、逆に言えば今週さえ終われば”終わった!”という達成感にさらに”春休み”という喜びが組み合わさる訳ですから、もう本当に今は開放された気持ちです。特にフランス語で800語のエッセーを書いたことに達成感を感じました。

さて、先週からサマータイムになり、日本時間に一時間近くなりました。おかげで夜は19時半まで明るいです。しかし気温は相変わらず…氷点下~10℃の範囲。今日行った講演の講演者は”まあ、ニューイングランドの”春”に久しぶりに歓迎されたわ!”なんというジョークで話を始めていました。

 

ニューイングランドの”春”(蕾の気配すらなく、写真右下には雪も残ってる…)

 

講演というと、月曜日にブラウンにDavid Cameronさんが来ました。そう、前英国首相のキャメロンさん!こんな方も呼べるのかと驚く同時に、ブラウンで経験できるものの豊富さに改めて気が付かされました。

 

(ブラウン大学の記事↓)

https://news.brown.edu/articles/2017/03/cameron

(学生新聞の記事↓)

David Cameron discusses international rise of populism

 

さすがに知られた人物とあって、セキュリティーも警戒態勢。事前申し込みのチケット制(無料)だったにも関わらず、会場には一時間前から長蛇の列ができていました。会場は満杯、ブラウンの学校長に紹介され、いよいよキャメロンさん登場!

話の内容は、現在の世界情勢を受けてここからどう進むか?というのがテーマだったのですが、私が今回の講演で一番印象に残ったのは、とにかく話が上手だったことです。今までブラウンでいろんな方々の講演へ行きましたが、講演者の多くは教授。内容はすばらしくとも、目的は”研究の内容を観客に伝える”ことのため、話が上手いとは限りません。しかし、さすがは政治家。”話すこと”が職業なことだけあって、スピーチの構成、声の大きさ、姿勢、どれも参考にしたくなりました。

 

まずは会場をジョークで沸かせます。それもどれも”ブラウンの生徒”という観客に合わせた、良く事前に調べたことが伝わってくるジョーク。”ロードアイランド州が英国から独立を宣言した一番最初の州であり、一番最初に英国へ攻撃を始めたことを忘れた訳では無い”、と面白ろおかしく言ってみたり、ブラウンの伝説の教授Josiah Carberry に触れてみたり、そしてもちろんトランプ氏についてもジョークを飛ばしました。

”いやー、おかげでもうトランプ氏の会話の盗聴を聞かなくてすむよ。-もちろん冗談ですけどね。”

最近、オバマさんがトランプさんを盗聴していたのでないか?というニュースがあったこともあり、この発言は会場を一瞬どよめかせ、さらにはニュースにも取り上げられました。真実は…?

(この発言を取り上げた記事↓)

http://www.telegraph.co.uk/news/2017/03/21/david-cameron-jokes-doesnt-have-hear-donald-trump-wiretaps-anymore/

 

先週末は雪道をハイキング!途中で始まった雪合戦。

 

会場の好感を得たところで、もっと真剣な内容に入ります。”私はこれからの世界情勢に大事なことは主に3点あると思う。だから今日の話ではこれらを掘り下げて行こう。”お見事。なんともシンプルに今日は何を話すのか、まとめてみました。それからは英国女王やロシアのプーチン大統領とのエピソードを交えながら、グローバル化が進むこれからの世界に必要だと思うことを話してくださりました。

 

最後はブラウンの学校長との対談形式。事前に生徒や教授から集められた質問で質疑応答が行われました。イベントは17時までだったのですが、もうまもなく17時というときに学校長が最後にした質問。

”生徒の多くはあまり政治家になることを志望しないのですが、政治に関わるべきでしょうか?”

最後の質問に、キャメロンさんは”これには立ち上がって答えないと!”と勢い良く立ち上がり、ステージの中央で生徒に向かって話し始めました。”まあ、政治人生が50で終わってしまった私にアドバイスを聞くのはどうかと思うけど。”とまた観客の笑いをとりながら、政治家になることがいかに大事か、特になぜ今、政治家になるのが大切なのか、熱く語ってくださりました。”’政治家かなんて…’と思っている自分を捨てて、何か自分ではなく、周りの人のために何かするんだ。”

今まで、”国のためにはなりたいけれど、政治家にだけはなりたくない”と思っていた私でしたが、キャメロンさんの話を聞いて少し”政治家も悪くないかな?”と思ってしまいました。人前で話すこと好きだし、日本のためになりたいし…。どうせ政治家なんて結局は自分の名誉のためにやっているんだろう、と思っていましたが、キャメロンさんは本当にこの職業が好きでやっているんだな、ということが伝わってきて、少し考えが変わりました。

講演後、こう思ったことを友達に話すと”それは政治家だから、人を納得させるのが上手いだけよ”

なるほど。話の上手さに、私もキャメロンさんの意見に納得させられてしまいました。でもたしかに、前よりは少し政治家に対して良い印象をもてるようになりました。

 

夕食の列に並んでいるとき、前の人たちがこの講演について話してみました。

”ジョークすごく良かったね。でも…”

”たぶんブラウン生の多くは、キャメロンさんの保守的な考え方に違和感を覚えるんだろうね。”

”なんだか質問どれもやさしいものばかりだったね。もっと鋭く聞けたよね。”

さすがはブラウン生、評価が厳しい。”わあ、すごい!”とだけ思ってしまった私は、まだまだ”critical thinking”がなってないのかな?

 

人類学の授業で使用した化石の模型。中央は有名な”ルーシー”の骨。

 

さーーーて、春休みです!”アメリカの大学の春休み”というと、フロリダや南米のビーチに行ったり、というイメージが強いですが、イメージ通り学期中にある休みとしては一番長いため、友達同士で旅行するなんて人も多いです。私が今年は日本からの友達とニューヨークへ行ってきます!

 

日本では新年度が始まりますね。桜も咲いているそうですね。フレッシュなスタートを切る方もいらっしゃるのではないでしょうか?

こちらはまだ少し寒さが続きそうですが、春休み楽しんできます!

^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^

クリックお願いします!

Read More
separator


Snow Dayになるまで

/ 0 Comments

図書館のパソコンでの勉強中…

”グー”

隣の子がいびきをかいて寝ている。それも椅子に寄りかかり、顔を上に向け、口も開けた状態で。勉強中に疲れて寝てしまったのだろう、と思ったが、その子の前には何も勉強道具は見当たらず、パソコンも画面は暗いまま。寝るために部屋へ戻る時間は無いのかな?と割り切っていびきを無視した。

斜め左向かいの子は平日なのになぜかスーツとネクタイという姿で勉強している。長い時間いるようだけれど、着替える時間は無かったのだろうか?となりでいびきをかいている子とは印象が正反対だ。斜め右向かいには図書館と自分のノートパソコンの両方を見つめる子が。何だかオフィスで働いている人のように、器用に両方のパソコンを操作しながら何かしている。その間に隣の子は起きて席を立ち、コーラとお菓子を買ってきてパソコンの電源を入れた。

何だかいろんな人がいるんだなと、最近図書館で勉強するようになった私が感じたひと時でした。

 

相変わらす宿題に追われる毎日ですが、今週はなんと日本人の高校生が3人も大学見学にブラウンにいらしてくださりました!ブラ熊の読者の方々も、もしプロビデンスを訪れることがございましたら、ぜひぜひお声かけてくださいね。学生の方は宿泊、授業の潜入に関してもできるかぎりご協力させていただきます!

 

さて、本題に入りましょう。先日はまたSnow Dayと言って、大雪の予報があったため学校が休みになりました。おかげで溜まってた宿題にも追いつける!…はずだったのですがそうも行きませんでした。勉強熱心なブラウンの学生ですが、それでも学生にとって突然学校が休みになるということはうれしいことです。今日は、正式にSnow Dayと発表されて学校が休みになるまでのブラウンの様子を紹介します!

 

3月12日午後1時50分。

ミーティングへ向かう道中で、友達に会った。すると彼はこう言う

”火曜日、雪すごいらしいよ。”

え?そんなにすごいの?と天気予報を確認してみると、なんと30cm以上の積雪の予報!風も強くて、吹雪になるという内容だった。このようにして、みんなが少しずつ雪の予報について知り、これは学校休みになるかな?と期待が膨らみ始めた。

 

ブラウンではこうなると、学校側にSnow Day を願うキャンペーンが始まります。そう、キャンペーン。ブラウンの学生の中でこれは恒例イベントになっていて、少しでも雪がすごそうな予報が出ると始まります。具体的に何を行うかと言うと、いつもSnow Dayにに関する判断をするRussell Careyさんへ”学生達にSnow Day を!”と訴えます。FBページやイベントが作成されたり、学生の代表が直接メールをしたりと、結構いろいろあるんです(笑)

おかげ様でRussell Careyは”学生達にSnow Dayを与えるヒーロー”的な存在になっています。

 

FBで見つけたミーム。”私達は彼の助けを受けるのには値しないが、私達には必要だったヒーロー”(下は合成写真)

 

今回の場合はFBページとイベント、さらには書名集めが始まりました。

 

FBイベント。”文化のためにSnow Dayを!”

 

サイトを使っての書名。

 

するとFBページにとなりの美大RISDの生徒からコメントが…。

 

Aさん: おい、お前らブラウンの生徒!一ヶ月半の冬休み終えたばかりじゃないか!(RISDはその期間に授業があり、冬休みは短い)RISDの私達はあなた達のバカバカしさには付き合ってられないわ。

するとブラウンの生徒は

Bさん:私たちもSnow Day が与えられなかったRISDの仲間達のために協力するから!いじけた態度取らないで。

それに対し、

Aさん:もう、マジで君たち甘やかされすぎだよ。お前らガンの治療法見つけたりしなきゃいけないんじゃないの?Snow Dayなんてとってられないはずよ!

Bさん:ブラウンはBauhaus式(ドイツの思想)じゃないからね。でもあなた達は常に私達よりクールで美しくあり続けるわ

Aさん:(何か満足できてなさそうな顔の絵文字×2)

確かに、冬休みが2週間ぐらいしかなかった身からすればとんでもないことでしょう。

 

今回は嵐になることが予報から明らかだったため、前日の月曜日の午後2時にはSnow Day が発表され(おとなりのRISDも)、めでたしめでたし、ということになりましたが、いつもそうとも限りません。例えば、去年は何度も生徒の代表がメールで交渉したものの、Snow Day にならなかったこともありました。

 

さて、しかしこんな生徒が騒いだところでSnow Dayの決断をするのに影響を与えることはあるのか?ブラウン大学の新聞が運営しているブログによると、もちろんこんなのは影響しないらしいです。つまりは生徒の自己満足ってことです(笑)しかしこんなくだらないメールもちゃんと返してくれるRussell Careyさんもユーモアをお持ちなようで。

(本人とのインタビュー記事↓)

A conversation with campus celebrity Russell C. Carey

 

ということで以上、将来世界を変えたい!と思っているようなブラウンの学生達が、全く効果の無い、しょうもないことに熱心になる姿をお届けしました。みんな心はまだ子供?ってことですかね?(笑)

 

P.S.Snow Day当日はお昼頃から雪が雨に変わり、結局30cm雪が積もるようなことにはなりませんでした。そろそろプロビデンスにも春が来る…かな?

^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^

クリックお願いします!

Read More
separator

買わなかったブレスレット

/ 0 Comments

.

再び、カンボジアでのこと。

お店でジュースを飲んでいたら、子供の売り子が店内に入ってきました。

 

少年は色とりどりのブレスレットがぶら下がっている棒を両手に持ち、こちらのテーブルに近づき、私たち二人を恥ずかしそうに見てきます。

 

人生初めて見る児童労働に戸惑っている傍、ルームメイトはクメール語で少年に話しかけます。

途中彼女は、私の方を指さし、何やら少年に耳打ち。

 

すると少年は私の方を振り向き、ブレスレットを見せてきました。

 

状況がいまいち理解できていない私に、ルームメイトは説明してくれます。

「この人の方がお金持ってるから、彼女が買ってくれるよ。って伝えといた。あははは」

とのこと。

 

なんというなすりつけでしょう。こういうところが大好きです。

 

ふざけるんじゃないわよ、と私が文句を言っていると、

同じ店にいたイギリス人男性が「買っちゃダメだよ」と注意してきます。

彼はボランティアで半年間カンボジアに滞在しているとのこと。

 

「お金をあげたところで、正しく使われるか分からないし、児童労働を推奨することになるから」と。

 

私も同意します。

数ドルあげたとしても、少年の人生を変えられるわけじゃない。

お金をあげるなんてただの自己満足だよねと。

 

黙ってもじもじしていた少年は、しばらく立ち止まっていたあと、

収穫が見込めないお店を出て行きました。

 

ーーーー

 

夜、ルームメイトが聞いてきました。

「なんで買わなかったの。」と。

 

君も買わなかったじゃないかーいとツッコミそうになりますが、彼女は私を咎めているのではなく純粋に理由が知りたいと分かっているので私は答えます。

お店にいたボランティアのイギリス人男性と同じ理論よ、と。

 

7歳の少年にお金をあげたところで、所詮、親の手元にいく。

小さい子供を道に出して働かせるような親に、正しいお金の使い道がわかるか不明。

それなら、団体に寄付した方が、効果的にお金が使われる。

 

ルームメイトは、言います。

「さっきの少年、教育を受けたいんだって。」と。

 

私は言い返します。

「親にそう言え、って指示されただけでしょ。同情されるように」

 

ルームメイトは黙ったあと、言いました。

 

「うちのお母さんは、あの少年みたいに9歳から道端で働いていて、それで教育を受けられた。で、いま病院で働けている。

 

いつも私たちはさ、お金が正しく使われないんじゃないか、って考えるよね

例えばあの少年が教育にじゃなくて薬物に使うとする。お菓子を買うのかもしれない。もしかしたら靴に使うのかもしれない。で、私たちは思うわけよ。すでに靴を履いているんだからそれで十分だろうに。新しいのを買うなんて無駄遣いだ。あの人たちはお金の使い道を理解していない。やっぱり、お金あげる価値がなかったって。」

 

「でもさ。」

彼女は言います。

「少年が教育のために使うお金で、お菓子を買ったとする。

それって本当に、無駄遣いなのかな?」

 

「何が必要で、何が必要じゃないかを判断してさ。常に他人を「正そう」とする。純粋にあの少年は、私たちが経験した普通の子供時代を送りたいだけなのかもしれないのにね。

お菓子食べて、綺麗な靴を履いて。あるいは本当に、教育を受けるために働いていたのかもよ。

 

団体に寄付したところで、実際にさっきの少年にいくかって、いかないんだよね。

せっかく寄付したお金も、ほとんどが組織の闇に消えるのよ。」

 

ふむ。

そもそも私は、目の前の少年にお金をあげなかったからって、代わりに団体に寄付をするのか?

恐らく、しない。

 

自分たちは無駄なものを日々買いながら、他人のお金の使い道を厳しく批難する。

 

「いつから私たちはこんなケチになっちゃったんだろうね。」

彼女は言いました。

 

“Sometimes we forget what we have.”

「たまに忘れちゃうよね。自分たちが持っているものを。」

 

ブレスレット。棒にぶら下がっているのを全部買っても10ドルかからなかったでしょう。

自己満足だ、何に使うかわからない、とかなんとか言っているより、大事なのはもっている人があげるという心の余裕なのかもしれないですね。

 

何が正しいんですかね。

 

^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^

クリックお願いします!

Read More
separator


”ネイティブ”なはずなのに…

/ 0 Comments

どうも、柚子です。

いつもは11時半、遅くとも12時には寝る私ですが、最近は11時半まで宿題をやる日々が続いています。(これでも大学生にしては大分寝るのが早いみたいですが…)お蔭様で(?)もう机の上はぐちゃぐちゃ….。この写真の左側にあるベットの上も机の延長として使ってしまう始末です。

 

必要の無いものばかり出てる…お母さんに怒られそう….。

 

大雪についてお知らせして、先日20℃まで気温が上がったと思いきや、今度はまた氷点下で風がピューピュー吹いたり…。今日は風が強いだけだけれど、明日は雪の予報ともう何だか分からない天気が続いています。そんなこともあってか先週は体調を崩しました。今回はそのときに感じた、言語の壁についてお伝えします。

 

私は4歳のときに渡米して英語漬けになり、6歳の頃には流暢に話せるようになった。学校の勉強も、友達との会話はもちろん、買い物に行ったときの店員の話など、理解するのに苦労することは無くなった。“Native speaker””幼い頃にその言語を取得した者”をさすらしいから、私は英語の”ネイティブ”だと言えると思う。実際レジュメにもそう書いてみた。家族には”弾丸トーク”と言われ、英語を(日本語も…)話すのが早すぎるから落ち着けといわれる。今はアメリカの大学に通い、日々名の知れた哲学者や科学者が書いた文章を英語で読み、授業ではその内容についてのディスカッションに積極的に参加している。

しかし、こんな私でも、未だに言語の壁を感じることがある。それは病院でのこと。

先日ちょっと具合が悪くなった。腹痛と頭痛があって熱っぽい。ルームメイトもインフルの病み上がり、ということもありBrown Health Servicesに電話してみた。Brown Health Services はキャンパス内にある診療所。アメリカにいると医療費が心配だが、大学の保険のプランに加入している私は少なくともここは医療費のことを心配せずに診察や治療を受けられることは分かっている。緊急時以外は予約を取ってから診察を受けるシステムになっている。

 

相手が電話を出て、何の症状で診察を受けたいのか聞いてきた。

私:”I have a stomachache”

(お腹が痛いんです)

相手:”OK, so you’re coming in with abdominal pain”

 (腹痛で診察を受けたいのね)

(私:アブドミ…はぁ???)

私:”Sorry?”

(すみません、今何と?)←電話越しで良く聞えなかったふり

相手:”Abdominal pain”

(腹痛でしょ?)

(私:abdomen=腹部、abdominal pain→腹痛、のはずだ!)

私:”Oh, yes”

(あ、はい。そうです。)

 

この会話のように、Health Services に電話するときは何度が聞えなかったふりして聞き返す。ブラウン生なら知って当たり前なのかもしれないけれど、滅多にアメリカで診察を受けず、身体の部位を学ぶような授業も取ったこと無い私には分からない言葉が多い。例えば去年腰を痛めた際、”どこが痛いの?○○は大丈夫?”など、いろんな身体や骨の部位の名前を言われたけれど、全然分からなかった。

 

私:”I have a headache and a bit of fever as well”

(頭痛と、ちょっと熱もあるんです)

相手:”OK, so you have a headache and a fever”

(なるほど、頭痛と熱があるのね)

(私:微熱って一体何て言えばいいんだろう…?)

相手:”Come in at 5pm”

(じゃあ5時に来てちょうだい)

何だか会話は腹痛よりも、頭痛と熱の方が中心かのような雰囲気で終わってしまった。

 

さあ、いざ診察へ…行く前に、いくつか考えなければいけないことがある。まずは熱。私が日本から持ってきた体温計は摂氏(℃)表示、だがアメリカでは華氏(°F)表示。スマホを使って37.5℃を99.5°Fに変換。アメリカは単位が違うから本当に困る。身長も体重も、スマホなければパッと答えることができない。

次に、痛みをどう表現するか考えてみた。思い浮かぶのは”キリキリ痛い”というどうしようもなく日本語的な表現。日本語は本当に擬態語、擬声語共に豊富だから、日常生活でもいろんな感触を表現しようと思うときに困る。”ズキズキする”だったら”throbbing”だろうし、もう本当に痛いなら”stabbing pain”だろうし….。そんなことを考えているうちにBrown Health Services に着いてしまった。

 

友達に急に誘われ、体調を崩す前はバスで20分ぐらいのところへハイクに行きました。”DANGER!”という標識を無視して急斜面を下りました…。

 

診察が始まった。電話で感じた予感は当たって

看護師:”So, you’re coming in for a headache?”

(頭痛があって今日は来たのよね?)

とまず聞かれた。一番最初の症状は腹痛だったし、熱もちょっとあるから

私:”Yes, but more because of the stomachache. And I also have a bit of fever. Around 99.5″

(はい、でも腹痛の方が辛くて…。そして99.5の熱がちょっとありました)

早速準備してきた情報を利用。

看護師:”OK. Well, it really isn’t a fever until 100.5, but I guess that’s enough to bother you”

(そう。まあ100.5まで熱とは言わないけれど、まあ具合が悪くなるには充分わね)

100.5°Fって一体どれぐらいだろう?”微熱”の表現こんなんで良いんかい。とか、いろいろ思いながら診察は進んだ。幸いなことに、看護師は質問をするたびに、いくつか選択肢をくれる。例えば、

看護師:”How often is you pain?”

(痛みはどれぐらいの頻度であるの?)

看護師:”Is it constant, or it kind of comes and goes, or it hurts when you do something or…”

(ずっとなの?それとも痛かったり痛くなかったり?それとも何かすると痛むとか…?)

こんな選択肢のおかげで、どうにか自分の症状は理解してもらえた。でもやっぱり、自分の言葉で伝えられなかった。選択肢をくれなかったら、私はきっと黙りこんでしまうのだろう。

 

 

看護師:”OK. So it doesn’t seem to be anything serious yet. I’ll say you take acetaminophen for now”

(今のところは何も深刻なものでは無さそうね。 acetaminophenを飲んで様子見てみて)

(私:アセタミノはぁ?)

私:”OK.”(はい)

看護師:”Do you know how much Tylenol to take?”

(どれぐらいタイラノール飲むべきか知ってる?)

(私:アセタミなんちゃらはタイラノールのことか…)

私:”No…” (いいえ)

看護師は特に驚きもせず、丁寧に薬の説明と飲み方の説明が書いてある紙を印刷してくれた。

 

環境学を高校生に教えるプログラムの遠足で、植物園へ行きました。この日の体感気温は-15℃。急いで温室のへ向かっている写真です。

 

アメリカの小学校に通っていたとき、具合が悪くなって早退したことがある。

そのときの私の英語力はまだまだで、先生に何をどうやって言うべきなのか分からなかった。プリントで自習して終わったら先生に確認してもらう、という時間だったので、とりあえず何も持たずに先生の確認を受ける列に並んだ。私の順番が来て、先生に”あれ、プリントは?”みたいな、顔をされたか、聞かれたか覚えていないけれど、そんな気がする。

何を言うかちょっと考えたけど、”気持ち悪い”という英語が分からなかったから、とにかく”I’m cold” と先生に繰り返した。どうにかそれは伝わって、先生に保健室に連れられたけど、保健室で言われたことは何も分からなかった。体温計の数字はもちろん、”ここに横になってなさい”という先生の言葉も何を意味するのかわからず、ベットに座って何かが起きるのを待った。今思うと母は電話越しに、よく”柚子が具合が悪くなって早退する必要があるから迎えに来て欲しい”、と理解できたなと思う。

 

あの頃から私、大して成長してないじゃないか。今でも自分がどう具合が悪いのか、自分の言葉で伝えられない。”どうせアメリカだけだから”って°Fを今でもあまり理解していないけれど、アメリカで生活すつ上でこういうのは大事だと思う。はぁ…もっと医学用語とか、少なくとも病院でよく使うことば、身体の部位、基本の薬ぐらいは覚えないとな…。いくら”英語ができる”と言っても、まだ生活経験が少ないことを改めて思い知らされた。

考えてみれば私の英語力がまだまだなところ、他にもある。例えば数字。10万の桁からよくわからなくなる。日本の人口は120 millionってのは知っているけれど、他の場所の人口など、日本語では知っていても英語で言えない。自分なりに変換したつもりで口に出してみると、大体は多すぎるか少なすぎるかで驚かれる。

なんだか、普段はあまり使わなそうだけれど、とっても大事な英語。今の自分の英語力に満足せずに、これからも日々向上させていかなければ。学問で使う英語、友達との会話で使う英語、ビジネスで使う英語、生活する上で使う英語。いろいろあって違うんだな、と改めて気づかされた出来事でした。

^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^

クリックお願いします!

Read More
separator

【お知らせ】三月は別れの時期

/ 4 Comments

三月に入り、春の気配を感じた桜がちらほら咲き始める頃。日本では今いわゆる”卒業シーズン”、いろんな方が新しい一歩へ向けて一つの節目を迎える時でしょうか。そんな中、”ブラウンの熊たち”も一つの節目を迎えることとなりました。この度、何人かのメンバーが”ブラウン熊たち”としての活動をやめることになりました。これからは貞広貴亜、中川健太、宮脇柚子の三人でブログ中心の活動となります。

長らく”ブラウンの熊たち”を支えてくださった方々はお気付きでしょうが、私達は初期の頃から大分変わりました。人も、活動も、目標も。5年目を迎え、世代も変わり、私達は何をするべきかいろいろと悩み、話し合いました。しかし続ける価値はあると、”続けたい”と思うので、メンバーが減っても細く長く活動を続けていきます。

始めは毎日更新だったブログの更新は週1~2に減ると思います。説明会も、全国を回るような大規模なことはしばらく無いと思います。規模は縮小しても、決して最盛期を終えた流行モノのみたいに”ああ、ブラ熊ももう終わりだね”って言われないように、今まで以上に頑張っていきたいと思います。

 

細く、長く、強く。

蜘蛛の糸はあんなに細いのに、地球上で存在するものの中でトップクラスの強度があるそうです。それを器用に周りのものにくっつけて、一本一本組み合わせて蜘蛛はなんとも見事な巣を完成させます。蜘蛛ほど器用にはできないかもしれないけれど、”ブラウンの熊たち”の活動も、読者の方々など様々な方に支えていただきながら、いつかは見事な何かを完成できるようにしたいです。

 

読者の皆様、改めましていつも”ブラウンの熊たち”を読んでくださり、ありがとうございます。そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

また、今回活動をやめるメンバーはブラウンにはまだしばらくいますので、何か質問等ございましたらコメント、メール等お寄せください。さらに、節目を迎えたブラ熊に求めるものなど、何かご意見ございましたらそちらもお寄せください。

 

最後に、今までブログを書いていた5人の方からフォトメッセージです↓


(以下トモキからメッセージ)

僕は元々日本語を書き、他の人にとって有益な情報を提供するためにブラ熊に入りました。ただ、最近は書くことへの意欲よりも他の事に挑戦したり、今関わっている他の課外活動を発展させることへの意欲の方が強くなっていることを実感しているので、この度はブラ熊での活動を休止させていただきます。まだ、”人の役に立ちたい!”という思いは残っているので、聞きたいことがあれば是非ブラ熊の方にメッセージを送っていただければと思います。今までありがとうございました。

^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^

クリックお願いします!

Read More
separator


ブラウンでの筆記試験と勉強法

/ 0 Comments

本日の最高気温は20℃!

…って、あれ?つい数週間前に大雪についてお伝えしたかと思いきや今度は20℃??

そうなんです。先週末頃から急に暖かくなり始めて、昨日、今日と二日連続で20℃(今日は22℃!)となっています。おかげで広場を覆っていた雪もすっかり溶け、道脇にも大きな雪の山が積もっていないのでまたいつものように横断歩道を無視して道路が渡れるようになりました。(ブラウンに来たら分かると思います。もし車でお越しの場合は生徒に注意してください。交通ルール無視して堂々と渡るので…)

日本だと”衣替え”というものがあるので、五月に入ると急にみんな夏っぽい格好をしますが、こちらでは衣替えなんて存在しないので、ここ数日みたいに急に暖かくなるとみんなの服装の変化も激しいです。短パンにTシャツにサングラス。ノースリーブのワンピースにサンダル。広場に座っての日光浴をしながら勉強。春を飛び越して夏に来たようです。

 

天気の良い日はメイングリーンが賑わう。雪もところどころ残っている。

 

おまけに、寮はまだ冬仕様。つまり、”storm window”という窓がもう一層付け足されていて、暖房もついています。窓は開けられるはずなのですが私の部屋は何かが引っかかっていて開かず、暖房は消せるはずなのですがダイヤルを回しても何も変わらず…。仕方なく扇風機を回して耐えています。

 

さて、先週末は四連休だったため今週は学校は3日間だけだったのですが、なんだかとても長く感じました。そして私にとってはまたブラウンで新しいことを経験しました。それは、筆記試験

 

”大統領の日お休みします(トランプのためじゃない!)”というお店の休暇の貼紙。

 

え?ブラウンで筆記試験受けたこと無いの?と思うかもしれませんが、今まで文系の授業ばかり取っていた私は本当に経験したことが無かったのです。確かにフランス語の授業ではありましたが、どちらかと言うと日本で言う”小テスト”に値するものであって、それに言語の試験なのであまり堅苦しい意味での”試験”と思ったことがありませんでした。

しかし、今学期の認知脳科学と人類の進化の授業は筆記試験があり、昨日と今日でそれらを受けてきました。ここ数年、暗記ものなどの試験勉強らしい試験勉強をしていなかったので、どう勉強すれば良いか戸惑いました。西洋式の学校だと、単語を聞いてくるよりも、それが何を意味して何をするかと、ちゃんと理解をできているかを問うことが多いので、脳の図や猿の写真を眺めながら、”一体どこまで細かく覚えなくてはいけないのだろう?”と思いました。

 

週末は野鳥の会の散歩に参加。

 

さて、試験自体はどうだったのかと言うと…。

まずは形式。どちらの試験も選択問題、穴埋め問題、短い記述問題、写真や図を見て答える問題の組み合わせでした。問題形式としては日本の高校のときとあまり変わりませんでしたが、日本で受けてた試験に比べるととても簡単に感じました。(私が良くできたかは分かりませんが…)例えば、認知脳科学の試験時間は80分あるに対して問題数は21問。30分ぐらいで終わってしまう人が多くいました。私も、じっくり見直してかかったのは40分強。ちょっと、あれ?と思ってしまいました。

それに日本のように、問題が見えないように紙を裏にして回して”開始!”の合図で始める、のではなく、テストをもらった人から始める、終わった人から提出して帰る、というとてもゆるい形でした。ちゃんとした机ではなく、机にくっついている机?台?の上の試験であったり、講堂の席での試験だったりで、日本の高校のときみたいに”机にかけるのは正鞄だけでチャックはしめる!”とかいう規則もなく…。教授が”必要ないものはしまって!そしてやっちゃいけないことはやらないように!”と言うだけでした。

問題の内容としてはやはり、記述問題が多めだったり、”○○は~のために対して、××は~に使われる””~”の部分の穴埋めなど、単語の暗記より内容の理解を問うものが日本の高校の試験より多めだった気がします。少なくとも高校の試験のときみたいに細胞の各部の名称の穴埋めとか、そういうのは無かったです。

これはブラウンの生徒はもう基礎知識持っているということが前提で進んでいるだけかもしれませんが…。

確かにブラウンはそこそこな大学なだけあって、どこの高校でもトップの成績だった子たちが集まっています。昨日は”Grade Anxiety”(成績に関する不安)について話すイベントへ行ったのですが、みんなが恐れているのは始めての”B”だったり(アメリカではABC判定。Cまでが”可”)やっぱり優秀な子たちが集まっているんだなと思いました。

よく、”ブラウンに入るにはSAT,TOFELで何点ぐらい必要ですか?”という質問をうけますが、点数が全てでは無いにしろ、いろんな意味で優秀な子たちが集まっているのは確かだと思います。

 

筆記試験が無いからって、他の授業は楽な訳ではありません。大体の授業はエッセーが課題として出されます。Short Essayで大体1,250~1,7500語(5~7 pages)多くの課題は2500語~3750語(10~15 pages)、そしてちゃんとしたresearch paper(研究論文)になると~5,000語(20 pages)ぐらい書きます。参考文献のページを含めると、大体1、2ページはそれに費やすことになりますが…。日本にいたころは300語書いて”結構書いたな私!”と思っていましたが、そんなんではダメだと留学を始めてすぐに気づかされました。

他にもプレゼンや、言語だとオーラルの試験があったりします。今日も私はフランス語のオーラルの試験を受けてきて、内容としては自分で小説を一冊読んで、15分教授に発表する、というものでした。

 

“Duck Walk”だったので、もちろん鴨を見ました。

 

日本の高校と、全然勉強法が違うので友達に”一日何時間勉強するの?”と聞かれると困ります。授業に向けて文章を読むのは含むのか?エッセーの内容を考える時間、図書館で資料を探す時間は含むのか?よくわかりません。ブラウンの授業のシラバスには必ず“expected coursework”と言って、その授業にどれぐらいの時間を費やす必要があるかという予測が書かれているのですが、大体の授業は週に10時間(授業時間を含む)となっています。大体の授業は週に3時間授業があって、一学期4教科とったとすると、単純計算で週に28時間授業外で勉強することになります。これはあくまで多くの授業で、コンピューターサイエンス等、週20時間以上授業外で費やす必要があると噂を聞く授業もありますが…。さらに、課外活動や食事の時間、寝る時間、イベントに行く時間、いろいろ加えていくと、ブラウン生の忙しさがどのようなものなのか、想像つくかもしれません。

 

高校のときにどの教科でもひたすら赤シートで隠して覚えたのは確かに今でも役に立っていると思うけれど… 今は全部覚えなくて良くてよかったとほっとしてしまう私がいます。重要なのは、いろんな人の主張や考え方を理解して、それらを使って自分の考えをまとめ、教授に伝わるように書く。結局は”覚える”ということなのかもしれないけれど、”暗記”とは少し違う気がします。いつかのブログに書いたかもしれませんが、(高校生には?)分かりやすく言うと、留学してから今まで赤シートで隠していたところ(単語)ではなく、隠していなかったところ(意味、説明)を試験で問われるようになりました。暗記するには膨大な量で無理なので、理解して、聞かれたときは自分の言葉で説明できるように勉強します。

暗記を否定するつもりはありませんが、少なくとも私にとってはこういう、”暗記じゃなくて理解する”という勉強方法が合っている気がします。今思うと高校の時に、地理の試験が良くできたのは、地理は読み取りと記述の問題が多かったからかもしれません。

人によって、合う勉強法ってあると思います。もしこのブログに書いてあるの勉強法の方が合うかも!と思った方は是非、アメリカなり、イギリスなり、どこかこういう教育が受けられるところに行ってみてください。

 

※追記:試験の難易度は教授によって異なるので、今回のように早く終わってしまうこともあればとても時間が足りないものもあるようです。

^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^

クリックお願いします!

Read More
separator

厳選4作品 廊下大喜利大会

/ 0 Comments

アメリカの大学の寮生活といえば、毎日パーティーがあってわんさかわんさか。

みんなフレンドリーで仲良し、といった印象を持っている方も多いのではないでしょうか。

 

ただ、実際はというと2年生以降は特に、そもそも友人を積極的に作ろうとする1年生の時から一気に老け込むからか、隣に誰が住んでいるのかすら分からない、廊下で人とすれ違っても口角を少し上げて静かに挨拶をするだけ現象が至る所で起きます。

 

しかし。

ふと、寮の部屋の前を通り、考えます。

 

 

  。

同じ建物に住んでいるのに、全く交流がなくても良いのか?

同じブラウン生としてそれで良いのか?

 。

といった燃えたぎる使命感というよりかは単純に好奇心から、部屋の扉に付いているホワイトボードを使って、誰もが自由に回答できる大喜利を開催しようじゃないか、ってことに。

一か八かでお題を書いてみたら、

愉快なものから深そうなものまでケッコー書き込んでくれました。

それでは、みてみましょう。

ーーーー

第一弾

みんなきっと、なぞなぞが好きだろうという事で、なぞなぞにしました。

 

今週のなぞなぞ

3つ全部を組み合わせると美味しくないけど、

2つだけの組み合わせだと美味しい食べ物、3種類はなーんだ。

 

「正しい一つの答え」は存在しないので、まずはルームメイトと答えの候補を考えます。

マシュマロ、ピザ、トマト?

 

3つ全部合わせると美味しくない。よし!

ピザとトマトは美味しい。うむ!

しかし、マシュマロとトマトは・・・際どい。

 

考え始めるとなかなか難しいです。

 

ホワイトボードになんと早速、回答が:

 

Breakfast, Lunch & dinner?

朝食、昼食、晩飯?

 

確かに朝食と昼食、昼食と晩飯なら一緒に食べられるけど、3回分の量を一気に食べようとしたら大変なことになりそうです。

しかしすぐさま他の人から批判が来ます

 

Not food…

それ、食べ物じゃないよね

 

そのコメントのすぐ横に2番目の回答

 

Sweet, sour, bitter!

甘い、酸っぱい、苦い!

 

より一層食べ物から離れている気がしますが、ビックリマークも付いていて自信満々です。

 

さて、その後、回答が具体的になります

A shot of tequila, a shot of tequila, and a shot of tequila ★

テキーラのショット、テキーラのショット、それとテキーラのショット★

 

これも正確にいうと食べ物というよりは飲み物のような気がしないでもないですが、みんなきちんとお題を読んでくれているのでしょうか。

HAHA と笑いのコメントを残す人もいましたが、真面目な批判もありました。

 

I would argue that 3 shots of tequila taste better than 2.

否、テキーラのショット2杯より3杯の方が美味しい。

 

その後、ルームメイトは「Salt, Pepper, Chocolate? (塩、こしょう、チョコ)」となんともいえない回答に共感し、ニッコリマークの絵で絶賛を表現したのちその答えだけ残し、他は全部消してしまいました。厳しい審査員です。

 

__

 

次の質問。

「お菓子は、食べ物なのか」

なぜこの質問を思いついたかというと、「お菓子は食べ物じゃない」と言い張るルームメイトと口論になったからです。

 

「食べ物は、定義上、生命を維持・成長させなくてはならない(ウィキピディア参照)。でもお菓子ばっか食べていたら死ぬ。だから お菓子は食べ物じゃない。」とのこと。

 

決着をつけるべく、廊下の人に聞いてみることに。

 

すぐさまYES(賛成)側に

こんな回答が。

お菓子は食べ物の一部、という予想通りの答え。

しかし、数日間ほっておいたら徐々に円が拡大していき、最終的には

 

※ミームとは:ソーシャルメディアなどで広まる短い動画・写真など。面白い、くだらないものが多い

 

No側の意見も見てみましょう

 

New question!

新しい質問をヨコセ!

 

あぁ、もうこのお題には飽きてしまったようですね。

 

ーーー

 

第三弾

 

12月のお題です。

 

Best Christmas gift?

最高のクリスマスプレゼントは?

人々の回答:

レシピ本

学費

太っていないコーギー

靴下&下着

あなた;)

ドレイデル(ハヌカなどでよく使われるるユダヤの独楽)

バスローブ

ホープ(住んでいる寮の名前)でのネズミの根絶

 

家、学費、などとスケールの大きい野望や、ユダヤ教をちらつかせてきた人、ウィンクの顔付きで堂々と口説いてきた人もいましたが、全体的に普通ですね。

 

ーー

最後!

 

第四弾

数日前にあったバレンタインにちなんで。

 

What’s the most loving thing you’ve done?

あなたがいままでした、最も愛のこもった行動は?

 

なかなか真面目な答えが返ってきました。

人々の回答

困っている友人を助ける

スマッシング(素晴らしいこと)

助けを求める

友人が行きたがっていた映画、50 shades darker (酷評されている映画の続編)の付き添い

友人にスリッパを貸した

 

最後の回答、相当スリッパ貸したくなかったんでしょうね。

「困っている友人を助ける」「助けを求める」など前半部分、真面目な答えが連なっていた分、がっくり肩の力が抜けてしまいますね。

 

以上。

 

初回の質問から「今週のなぞなぞ」と週一を匂わせておきながら、月一でお送りしている、廊下大喜利です。

しかも「厳選」と題名で書いていますが、これで全部です。選んでません。すみません。

 

そろそろ本格的にネタ切れ状態なので、大喜利のお題募集中です。

聞いてみたい質問があれば是非!

 

では、アディオス。

良いいちにちを

^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^

クリックお願いします!

Read More
separator


ギャップイヤーとその意義

/ 0 Comments

”チーズケーキはケーキ?それともパイ?”

セミナーで教授が遅れるということで時間を潰すために、こんな議論がいきなり始まった。いや、チーズ’ケーキ’だから当然ケーキだろう、と思ったら…

”パイでしょ!だった小麦粉も使わないし、アイシングもされていない”

パイ派が以外と多くて驚いた。

”小麦粉を使わないケーキだってあるし、アイシングじゃなくて生クリームを使うケーキだってある。そもそもクリームつけないのもあるし。確かに下はクッキーの土台があるけど、タルトでは無いし…”

お菓子作りの経験から、ケーキ派の私は反論すると…

”タルト!?それは考慮したことも無かった!”

と驚く質問の提供者。

”話は変わるけど、同じチーズ関連で。もしこの世からどちらかをなくすとしたらチーズとチョコ、どっちを選ぶ?”

これもまた意見が分かれ、熱の入った議論となった。

”チョコレートチーズケーキとか…”

なぜか二つのハイブリッドを例に出す子。”この議論の中では、そんなもの存在できない!”とみんなに言い返され、部屋は笑いに包まれた。

最近のアメリカ情勢やら哲学者の主張の話やらよくするブラウン生でもありますが、こんなくだらない(?)議論が一番自分に関係があって盛り上がったりします(笑)

 

誰かが作った見事な雪だるま

 

さて、本題に入りましょう。2週間前のブログで”ギャップイヤー”について少し触れたところ、”ギャップイヤーってそもそも何?そして日本でも取り入れる意義は?”という質問が読者の方からあったので、今日はそちらに答えて行きたいと思います!

 

1.ギャップイヤーって?

Gap yearを日本語に直訳すると、”すき間の年”。一般的には高校卒業後、大学入学を一年遅らせて何か違うことをする期間のことをさします。もともとは英国で1970年代に流行りだしたもので、一度学問の世界から離れて何か違う世界を経験して視野を広げる、そんな目的があります。大まかに、大学が決まってから休学していくものと、ギャップイヤーの最後に大学入試をする人の2タイプに分かれます。西洋の大学だと、願書にギャップイヤーをとるつもりなのか記入する欄があったり、合格通知の後にギャップイヤーを申告するパターンがあります。もともとは大学入学前の一年のことを指しましたが、今では大学在籍中に休学して何かするのもギャップイヤーと呼んだりもします。

 

2.どんなことするの?

イギリスで始まった頃のイメージだと、一年間世界中を旅する!等、とにかく”旅をする”イメージがありますが、決してそうでもありません。私のまわりだと、ボランティア活動に参加している人が多いです。例えば発展途上国や地元の学校だったり、教育や環境系のものをしている人が何人かいます。

もちろんボランティアするには資金が必要なので、ボランティア用の奨学金を申請したり、自分から寄付を募ったり。あとはギャップイヤーの前半は働いて、後半で旅をするって人もいます。最近はgo fund meというサイトを利用して”○○が××するのを応援しよう!”なんていうリンクをしばしばSNS上で見かけます。私は実際に利用したことが無いので詳しくは分かりませんが、目標額と何のためのお金を集めているのかを設定して、他人が好きな金額を寄付できる、という仕組みのサイトです。

例えば、私の友達は何をするために資金を集めているのかをgo fund meのサイトに明確に公表し、更にロンドンのCircle line(東京で言う山手線のような存在)を徒歩で一周しながら各駅で踊ると宣言しました。そして一番寄付をしてくれた方にはその時の衣装を選ぶ権限が与えられるという、少し企画を思いつきました。その結果、その子はバナナの衣装で一日かけてCircle lineを踊りまわり、その様子をまとめたビデオを公開し、さらに募金を募りました。

他にはGap year programというもうパッケージされたものが検索してみると結構あります。また、大学の途中で休学して行く場合は大学に自分がやりたいプロジェクトを提案して資金ももらう人等がいます。

 

3.メリットは?

まずは大学受験に関してもっと余裕を持って考えられる、ということです。海外の大学の多くでは日本のように試験を受けるのではなく、自分の履歴書のような願書を送って合否が決まります。願書を送る時点ではまだ最終試験の成績は出ていないので”予測点”を提出することになります。成績を重視するイギリスの大学などではこの予測点から点数が落ちてしまうと、仮合格が取り消されてしまうのです。

しかし、点数が確実に出てから受験すれば、自分のレベルに見合った学校に始めから出願できます。少なくとも私の高校では、成績に関して厳しい医学系に進みたい場合は特にギャップイヤーをお勧めされました。アメリカの大学だと成績に関してはもっと寛容なので、関係ないとも言えますが…。

二点目に、学問の世界から一度出れる、ということです。私達は小学校から12年間も学校に行き続け、特に理系に進みたいとなればさらに6年、10年近く学問の世界にいることになるかもしれません。大学で学ぶことは大事だけれども、まだまだ現実社会に触れたことなく、ぬくぬくした、守られた”学校”という機関で、”学生”という立場で長い間過ごします。このままの状態で、大学を卒業してすぐに現実社会の厳しさに直面するよりは、一度違う視点から世界をみることって大切だと思います。

三点目に、この時期しかできない、ということがあります。社会人になってから”ちょっと一年間お休みいただいて、好きなことしてきます”なんて、許されるでしょうか?よく”学生のうちに~”と言われますが、学生じゃないとできないことです。そして大学生という、ある程度自立した年齢だからこそ現実社会に入ることが認められると思います。

ギャップイヤーのメリットは、学業を一旦離れて今までとは違う視点で世界を見れることだと私は思います。

 

4.日本にも取り入れる意義は?

私が一番思うのは、最近話題になっている”若者の内向き志向”への対策です。日本では社会人になるまでのライフステージがもう社会によって決められているように感じます。だから”何歳までには何をしていないと”という思いが強く、確実にそのステップを踏んでいける安全な道を通ろうと思うのではないでしょうか?

しかし、一年間勉強や将来のことを心配せずに何か好きなことをできる!ちょっと余裕を持つ選択肢もある!と思ったら、もっと挑戦的なことをする人が増えるのではないでしょうか?それこそ一年間留学してみたり、働いてみたり。自立するってどんな感じなんだろう?って考えてみたり、それこそ自分の学費の一部を稼いだり。いろんな経験ができると思います。

ここまで書いていて思いました、”あれ?ギャップイヤーなくとも私の周りの友達でたくさん旅行したり留学したりしている子いる…”と。うーむ。そして私自身日本の大学についてあんまり知らないので強く言えること無いな、と….。

ふーむ。一つ言えると思うのは、日本の大学生きっとバイトを通して現実社会を経験しているのだと。しかし、彼ら、彼女らは大学に通いながらバイトをし、更にサークルや部活動にも精一杯尽くして、その合間に友達と旅行に行って…。何だかすごく忙しそうに思える。アメリカの学生は全く違うとは言わないけれど、何だかonとoffがすごくはっきりしているように思える。学校4ヶ月、冬休み1ヶ月。また学校4ヶ月、夏休み3ヶ月。夏休みは何かのインターンやらなにかをする。3ヶ月あっても、ボランティアやインターンは雇う側からしたらそれがminimum、最短の単位だったりする。

それが、もし1年何かをできるとなったら…。学校でのボランティアだったら丸々一年子供を見られる。資金が無かったら最初は資金をためるのに専念できる。NGOを立ち上げられるかもしれない。可能性が広がると思います。

だから、日本でももっと認知と理解が広がれば、若者の挑戦の場が広がるのでは?

 

 

バレンタインは日本のお菓子を小分けにして配ってみました

 

少し余裕をもてる時間、と言いましたが、ギャップイヤーをとった/とっている私の友達は、決してこの制度に”甘えよう”とは考えていないと思います。どの子も”私はギャップイヤーにこれをするんだ!”というはっきりとした目標を持って上手に制度を利用していると思います。ある意味学生の時期を最も学生らしく過ごせる時間なのでは無いでしょうか?

最後に、これはなんだかんだライフステージを確実に進む選択をしてきた私の意見なので、もし他に質問や意見などございましたら、是非コメントしてください。

 

^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^

クリックお願いします!

Read More
separator


雪だ!吹雪だ!大雪だ!!

/ 0 Comments

本日はロードアイランドは大雪で、学校も休みになりました。

20~30cmぐらい降ったのではないでしょうか?”スキー場で天気の悪い日”のような感じでした。

雪に、風に、雷(そう、雷!)に、とにかくすごかったので、本日の様子を写真を通してお伝えしたいと思います!

 

まずは降り始めの様子。午前9時頃。この頃はまだ”わあ、雪が降ってきたー”っていうかんじだったのですが…

…三時間後。吹雪始めて、すっかり雪景色に。

 

13時からメイングリーン(大学の中心広場)で雪合戦!という知らせを受け、おそらく天候が一番悪かった時に外に出ました。このときの吹雪いている様子を動画に撮ったので、こちらをご覧ください!(音も聞いてください。吹雪のすごさが伝わります)

 

メイングリーンで雪遊びをする学生。広場の中心から撮影。

ちなみに、去年の9月に一つ前の写真より少し前方から撮った写真。奥の建物が吹雪きで全く見えなくなっているのがわかる。

 

道路の真ん中で遊ぶ学生。もはや道路も歩道も区別がつけられない。

 

除雪車は大忙し

一応公共バスは運行していました!

 

繁華街のThayer St.と、後ろに見えるScience Library。本日は図書館も全て休館。

構図は違いますが、これは去年の5月に撮影した同じ交差点付近。一つ前の写真はこの写真の左手方向から撮影しました。

 

熊もすっかり白熊に

 

一昨年の9月に撮影。

 

撮影し終わって部屋に戻った私はこんなかんじ。

マフラー、手袋、カメラについている紐まで凍ってしましました。吹雪いていたので、なるべく顔に風があたらないように歩きました。

 

雪は一日降り続きましたが、19時頃になってさすがに止みました。

誰かが作ったかまくら。明日は晴れでそれも金曜日なので、最高の雪だるま作り日和?

自分なりの計測ですが、芝生の上で積雪約22cmでした。(画像の右下に見えるピンクのが雪に埋もれた私の30cm定規)

 

州立の学校で明日も休みのところもあるようですが、ブラウンは明日から通常授業です。去年はsnow stormの予報で休みにしたら、蓋を開ければそんな大した雪ではなかった、ということがありましたが、今回は本当に休みになってよかったです。雪国の方にとっては普通かもしれませんが、東京で1cmの積雪で喜び、5cmで大雪、というのに慣れている私にとってはとても珍しい体験でした。

これだけ今日は振降りましたが、また今週末雪の予報になっています。みなさん、もしプロビデンスやアメリカの北東へ行く予定を立てるときは、なるべく1、2月は避けた方が良いと思います。今日みたいな日になるかもしれないので、くれぐれもご注意を。

最後にもう一枚。

雪が止んだ後のメイングリーン。だいぶ雪かきがされ、広場は学生が遊んだ足跡がたくさん。

^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^

クリックお願いします!

Read More
separator

とうもろこしが食べられない

/ 0 Comments

ずっと自分は、違いを理解できる人間だと思っていました。

小さい頃から色んな国を渡り歩き、色んな肌の人や色んな背景の人と出会い、それらの人を尊重できると思っていました。

 

なので、「黒人は涙も黒いのかね」と眉をひそめる祖父を見て、

「あの外人、列を乱しちゃって!」と言う人たちを見て、

なんでこの人たちは、人との違いを理解できないのだろうかと不思議でしょうがありませんでした。

 

今年の1月まで。

 

今回のスーパーボールのCMは政治的なメッセージが込められていたものがちょいちょいありましたね。Airbnb “We Accept”

 


 

冬休みの一週間、カンボジアに行ってきました。

 

経緯はというと、カンボジア人のルームメイトが「家、くる?」と聞いてきたので、

「あら!いくいく」とそういった類の会話があって、彼女のお宅にお邪魔することになったのだと思います。

 

カンボジアの中でもきっと高級住宅街に当たるのであろう、

3階建てで天井がやたら高い家に招かれました。

 

到着して早速、

「うちのトイレは、ちょっと違うシステムなのよ。あはは」

 

と言われ覗くと、私は静かに驚くことになります。

 

まずトイレットペーパーがありません。代わりに、横のノズルを使うとのことです。

トイレの流す部分も壊れているため、蓋を開けて、中に指を突っ込み水を流すのよ、と彼女は朗らかに説明してくれます。

 

シャワーも無く、あるのは水の溜まったプラスチックの白いバケツ。

浮かんでいる銀の器で水を汲んで、それを体にかける仕組みです。

 

内心ぎょぎょぎょとビビりつつ、彼女にとってこれは普通なのだ。

慣れる慣れると自分に言い聞かせます。

 

しかし。

 

夜、狭いトイレで体を流していると、蚊が二匹ブンブン飛んでいるのに気付き、発狂しそうになります。

まず室内になぜ虫がいるのか。そんなはずはないと思いながら、「マラリア」「Zika」と不吉な単語が頭の中でぐるぐると回っています。

 

脚、背中、腕、全身10箇所以上刺された部分を眺めながら、

適応能力の長けた私は、カンボジア初日で思います。あぁ、帰りたい。と。

 


 

なかでも衝撃的だったのは、翌日、果物などが売られている市場に案内された時でした。

3歩 × 3歩ほどのスペースに、肉、野菜、卵などこれでもか!と言うほどぎっしりと並んでいます。

包丁を片手にあぐらをかいている女性の靴下が、生肉に触れています。

 

 

とにかく匂いがきつい。

靴の裏から伝わってくる、地面の謎のぬめりを意識しないようにしながら、ルームメイトについていきます。

 

途中「果物、買いなよ」と彼女に勧められ、私は頭を横にふります。

「え、なんでよ。美味しいよ」と不思議そうに聞かれましたが、

私は、呼吸を止めるのに精一杯でした。

 


 

マーケットを抜けて、路上で購入したとうもろこしを二人で持ちながら、

川辺に腰掛け、茶色い水が流れるのを眺めていました。

 

“Do you think it’s gross?”

「汚いと思う?」

 

と突然聞かれて、私は何を答えていいのかわかりませんでした。

 

「私は、汚いと思うよ。」とルームメイトはけろっと言います。

 

彼女は、「これなんだろね」と言いながら、

とうもろこしの粒の間に挟まっている白い物体をほじくり、地面に捨てています。

 

「まぁ汚いって分かっていても路上で売られているもの、食べちゃうけどね。そんで、そのあとお腹壊したりね。小さい頃病気がちだったけど、この環境が原因なんだろうね。」

 

とうもろこしを平らげている彼女の横で、私はというと、売っていた少年が最後に手を洗ったのはいつだったのだろうと余計なことを考え始め、とうもろこしをかじる気もなく、ただ手に持っていました。

 

 

「でも慣れる。流れに任せるのよ。

カンボジアはカンボジア。アメリカはアメリカ。

とうもろこし食べてお腹壊したとしても、ここではみんなそれで生きてるよ。」

 

その後、私の蚊に刺された箇所がびっくりするほど腫れ上がってしまったため、病院に連れて行かれたのですが、その際出された薬も飲めませんでした。

 

病院の石鹸がカップ麺の包装紙で包まれていたのを見て衛生状態を疑ったからかもしれないですし、後でアメリカの病院で診てもらおうと考えたからかもしれません。

 

「地元の人はこの薬を飲んでいるんだ。死ぬわけじゃない」と自分に言い聞かせる戦法も通用せず、

とにかく私は、2年間一緒に住んでいるルームメイトの故郷であるカンボジアに、

慣れることはできませんでした。

 


 

最終日の朝。

台所にて。

 

「カンボジアに来る人は、2種類の反応をするのね。」と彼女は言いました。

 

「例えば私の高校のUWCの人はいつも、何それ食べたい、何それやろうやろうって、興味津々で、ずっとテンション高かったのよね。

 

もう一方は、ボランティアで一緒にいたイギリス人ね。

シャワーもなくて、電球に虫がわーって寄ってくるようなところに滞在したんだけど、泣き出したりする子がいるのよ。1日だけ都会に行ける機会があった時には、ネイルとかしてさ。またその一日終わったらその村に帰るのに、この人たち何してんだろうって笑」

 

「貴亜はさ、イギリス人と同じ反応をしているよ。」

 


 

ずっと、私は適応能力に自信がありました。

ドイツ、日本、アメリカ。色んな国に住んで、色んな人に会って、ウンタラカンタラ。

でも所詮、守られているところです。所詮、先進国です。

英語を話せれば生きていけるし、蛇口からは毎日綺麗な水が出ます。

 

今回のカンボジア旅行も、彼女の家だし、彼女が全て案内してくれました。

それでもやっぱり適応することはできませんでした。

 

しゃりしゃりの細かい氷の入ったアイスコーヒーは今まで飲んだ中で一番美味しかったし、夜の市場で食べたココナッツの殻に入ったアイスクリームも信じられないくらい絶品でした。彼女が運転するオートバイの二人乗りも、一瞬死ぬんじゃないかと思いましたが、ものすごく楽しかったです。

 

でも。

 

椅子を拭いた布巾で、まな板を拭いたりだとか、この人たちにとっては当たり前なのだと、頭ではわかっていても、美味しいなと思っていても、数秒前に、そこに蝿が止まっていた記憶が頭をよぎると、箸が止まってしまうのです。

 

違いを受け入れられない、というのは頭で考えてどうにかなるものでは無く、実はもっと根本的な、

とうもろこしが食べられない、だとか、トイレの水に指を突っ込みたくないだとか、

そういった生理的なものに近いのかもしれません。

 

やれ!受け入れ受け入れ!というのは素晴らしいことだけれども、同時に

「違いを受け入れられない状態」を、理解する必要がある気がします。

それを無視しちゃ、一番ダメな気がします。

.

^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^

クリックお願いします!

Read More
separator

<