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The Art of the Deal: ゴーストライターに聞くドナルド・トランプ

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明けましておめでとうございます!
大晦日は年越しそばではなくたこやきパーティーでした。京香です。

 

突然ですが「Tony Schwartz」という方をご存知ですか?
アメリカ人のジャーナリストで New York Times, News York Post, News Week, や Esquireなど、様々な媒体でライターとして活躍していた方です。

「僕は豚に口紅を塗ったんだ」

彼はこの一言をきっかけにとある億万長者に提訴されることになります。1月20日に米国大統領に就任するドナルド・トランプ氏です。

 

彼の話をする前に、ちょっとだけオックスフォードの話を。

オックスフォード大学ではオックスフォードユニオン (Oxford Union) という様々なトピックを議論する団体があります。年会費はまぁまぁお高いんですが、入会するとハリーポッターの「双子のウィーズリー」役のフェルプス兄弟や、理論物理学者のスティーブン・ホーキング博士など、各分野の著名人によるスピーチをタダで聞きに行くことができます。

シュワルツさんもユニオンに招待されて大学でスピーチを行った方々の一人でした。そしてそのスピーチのタイトルが “The Man Who Made Trump (トランプを作った男)”。彼はトランプが「自分の一番偉大な功績」と語る自叙伝 The Art of the Deal (取引のコツ)のゴーストライターだったのです。

 

「お金の誘惑に負けて自叙伝を書くことになった」とスピーチの冒頭で語ったシュワルツさん。ゴーストライターになった成り行きと後の後悔を赤裸々に綴った New Yorker の記事で、「僕は豚に口紅を塗ったんだ」と語った彼は、後にこの自叙伝を書く決断を自分の人生の最大の汚点と呼ぶまでに。

当初は数時間ずつのインタビューを重ねて6−8ヶ月で本を完成させる予定だったのが、トランプとの初めてのインタビューで彼の予定は簡単に崩れてしまいます。10分以上同じ話題が続くとトランプの集中力はすぐに切れてしまい、「昔の話はもう嫌だ」とイライラしながら質問に答えることを拒否。まるで落ち着きのない幼稚園児のような態度に、質問を20分も続けられればいい方だった、とシュワルツさんは呆れていました。

 

トランプは低い集中力の他にも、大統領にふさわしくない3つの特徴があると、シュワルツさんは語りました。

①トランプは物事の真実にまったく興味がなく、そのことに対して全く罪悪感を抱いていない
②トランプの思考や行動はいつでも自己中心的で、自分の利益を優先している
③トランプはどんな時でも自分の間違いを決して認めない

シュワルツさんの描くトランプ像に思わずぞっとしました。

 

冷静な頭で世界中の様々な難題に向き合わなければいけない「米国大統領」という大事なポストに、10分以上座ってインタビューに答えることができない人が就任することになってしまいました。ああ、怖い。大統領選挙からの1ヶ月、トランプ政権の面々が発表されるごとに、これからのマイノリティーの安全と生活を思うと、ハラハラせざるを得ませんでした。

2017年からの4年間は各メディアの力が本当の意味で試される期間になると思います。トランプが「大統領」という肩書きを得ても妥協せず、間違っていることは間違っている、疑問に思うことはとことん問い詰めていくことが大切だと思います。

では、今回はこの辺で。

 

全編英語ですが、Oxford Unionの公式YouTubeに当日の動画が掲載されています。興味のある方は是非チェックしてみてください。
>> https://www.youtube.com/watch?v=qxF_CDDJ0YI

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「他人事・・・ではないんです。」 今アメリカで何が起きていて、なぜあなたにも関わってくるのか

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11月9日朝午前2時半を過ぎた。リビングのテーブルで一人、私はCNNの中継をパソコンで見ていた。

「ドナルド・トランプ氏、予想を大いに覆す勝利です!」

私はその後、トランプの優勝スピーチを午前3時辺りに聞き、ショックの中部屋へ戻った。

 

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朝10時の授業はかなり行きづらかった。生徒の多くは朝の授業にはいかず、静かな朝だった。

~~~~~

しかし私、ブラウンの生徒たち、アメリカ国民の半数以上が心配や混乱に落ちたとしても、最終的にはあなたには他人事。と、思うあなたへ、

「他人事・・・ではないんです。」

それがなぜか、三つの点でご説明させていただきます。

 

その一)トランプ氏が差別やいじめを通し、世界の最も力を持つ人間になってしまったこと

今週の新聞を読めばトランプ氏の優勝の悪影響がすぐアメリカ中に広まっていることが分かりました。選挙翌日から、各地の小学校の教室ではヒスパニック系の生徒が白人の生徒に「国から出て行けー」と怒鳴られる映像が身に沁みた。駅のホームでアジア人女性の生徒が差別用語を言われ脅されるケースなど。ニューヨークの大学の祈祷室(きとうしつ・宗教的な生徒がお祈りをできる部屋)に落書きなど。アメリカ中の白人男性以外の人間全員が日々新たな不安と暮らす世界となりました。

他の国と比べ、比較的平和な日本でもいじめはいまだに大きな社会問題である。その上、男女差別もニュースにそれほど上がらないが現実としては今でも問題だ。この選挙は、世界の多くの人々が注目するものだった。そんな中、差別用語を振舞うトランプが勝ち、ヒラリークリントン氏はガラスの天井を破ることができませんでした。そんな状況を子供にどう説明しますか?そんな状況を今からキャリアを始めようとする女性たちどう見るでしょう?もしあなたが、明日国から追い出されるかもしれない、という現実に毎日起きなければならなかったらどうしますか?

*あなたが今日からできること*

(子供にいじめがいけない事をちゃんと伝える)

もしあなたが、親、または誰かに対して年上な存在であるなら、まず子供に改めていじめは決して行ってはいけない事と教えること。他の人間と意見が対立することは自然とあります。しかし、その場合差別用語で済ませることは決してあってはなりません。または、ただ相手に悪口を言うだけでは何も解決しないということ。実は、それはあなたが弱み認めているだけです。自分の意見の理由をちゃんと説明し、自分の意見がなぜ正しく、相手の意見のどこに問題があるか正しく伝えられるようになりましょう。

(自分の使う言葉により気を付け・人を見る目に気を付けてる)

家族、友達、社員、などに呼び掛けるさい、あなたはどう呼び掛けていますか?そして、果たしてその相手は本当にそうよばれたいのでしょうか。人の見掛のみで、あなたはどれほどその人を分かった気になっていますか?私は大学で肌の色が様々な友達がいます、宗教も色々、母国も世界中。日本のニュースでは「過激派イスラム」などの報道が上がる影響でイスラム人はすべて危ない人というイメージが強くなっています。イスラム教の女性が頭にヒジャブを巻き道を歩いていても決して危ない人間という前提で見てはいけません。日本人の女性が着物をきて歩いていたらテロリストだと思われるのと同等なことです。

「私はいい人だから大丈夫」と思うあなた。99.9%の確率でまだ改善する面があると思います。長年のニュースや社会や自己経験の影響で、あなたの他人への瞬間的反応は随分と固められていると思います。それを変えるには、日ごろの心構えが重要です。時間はかかります、しかし今日から私たち一人一人が自分の世界観がどのように形作られているのかと客観的に見る必要があります。

(女性にも男性と同等なチャンスを与える世界づくりに貢献する)

ヒラリーの敗戦により、ガラスの天井を破るにはまだ努力が必要なことが分かりました。しかし、日本では全く注目されていないでしょうが、今回の選挙はアメリカの女性のためには大きな一歩でもあったのです。クリントン氏がアメリカ初の主要政党の代表になっただけではなく、国会議員や知事の面では大きな変化がありました:

カマラ・ハリス氏は1999年以降アメリカ初の黒人女性国会議員

イルハン・オマール氏はアメリカ初のソマリア系・アメリカ人議員

ケイト・ブラウン氏はアメリカ初のLGBT系な知事(オレゴン州)

キャセリン・コルテス・マスト氏はアメリカ初のラテンアメリカ系国会議員

タミー・ダックワース氏は初の他国系・足切断患者の国会議員

プラミラ・ジャヤパル氏は初の南アジア出身国会議員

単純計算でみると今の日本の国会議員の女性議員の数は約一割です(http://sp.senkyo.mainichi.jp/giin/ のリストをもとに計算)。日本でも、政治の世界だけでなく、あらゆる企業や研究の面で女性の成功を応援するべきです。

 

その二)経済的な日本への影響・貿易について強い意見を持つビジネスマンが大統領になったこと

アメリカの経済政策は日本でも他人事ではありません。キャンペーン中のトランプ氏の計画を聞くと、硬くアメリカを守ろうとする方針が見られます。不動産の世界から億万長者へ登って行ったトランプ氏、彼は経済と利益の面では、他の話題よりはるかに強い意見を持っています。過去の政治経験を全く持たないトランプ氏、自分の強みとするビジネスマン的考え方は日本の貿易にも大きく関わってくるでしょう。

もし、アメリカが日本製品により高い関税をかけると決めた場合、輸出に頼る企業は打撃を受けます。その上、日米関係の強い会社は身動きがとりにくくなるでしょう。もしその上、アメリカのものより多く日本に輸入させようとした場合、アメリカの商品と価格競争がしにくい農作物が苦しむ可能性があります。例として日本の米のほうが質はよくても、カルフォルニア米の価格には勝てません。

*あなたが今日からできること*

(まず自分がいる企業がどうアメリカに左右されるか考えること)

自身予測が人の命を救うのと同じです。最低でも、自分の日頃の生活・会社の成功がどう影響されるのか、前もっと考えておくことで、生活習慣の変更、会社の方針の変更など今のうちに手を打つことができます。

アメリカの現在のシステムでは、大統領戦の優勝が決まった後実際にホワイトハウスで大統領として働き始めるのは一月の中旬です。トランプ政権の今後四年どうあなたに影響するか、考えながら何らかの計画を立ててください。

(日本の政治にちゃんと参加する国民になること)

「私の一票なんて関係ない」と思うあなたへ、関係あるんです!今回のアメリカ大統領戦でもクリントン氏がわずか1%の差で負けた地域が数多くありました。選挙権が18歳になった今こそ若者も政治に貢献するチャンスなのです。今、日本の国会でどのような法案が議論されているのかご存知ですか?最近、選挙で投票してますか?政治家の方針を知り、自分の意見を持ち、状況を正しく認識したうえで投票することが選挙権を持つ国民の責任なのです。

 

その三)日本の米軍基地の将来・アメリカ大統領はアメリカ軍の最高司令官でもあること

沖縄の米軍基地の問題は日米関係の中でもよく緊張を作りあ上げる問題です。沖縄以外の日本人には随分と他人事なイメージが多い気がします。しかし、アジアの中の日本の立場を考えた場合、すぐ他人事ではなくなるのです。トランプ氏はおそらく日本により大きな資金負担を要求するで可能性があります。毎年、米軍基地のためにもうすでに莫大な資金を払っている日本、数字で言うと合計約450億円(http://www.wsj.com/articles/q-a-how-much-do-u-s-military-bases-in-japan-and-korea-cost-1461822624)、これ以上払うことには随分と国に負担をかけることになります。この金額、ご存知でしたか?

アメリカの大統領は、アメリカ軍の最高司令官の立場でもあるのです。第二次世界大戦後、日本人が収容所に入れられ強制送還されたのも、大統領の「特別指令9066」がきっかけです。国会や最高裁判所ある中、この特別指令を行う権利を持つアメリカ大統領は甘く見てはなりません。

*あなたが今日からできること*

この面では(その二)とそう変わりません。重要なポイントは、日本人への問題は日本人全員が関心を持つ必要があること。日本に居ようがアメリカに居ようが、世界のどこに居ようが私たちはお互いのために頑張るべきです。災害時団結力を世界からも高く評価された日本人、お互いを助け合う心は災害時だけに決めつける必要は一切ありません。日本の家・アパートのご近所の方ご存知ですか?

~~~~~

今日も大学では生徒のデモがありました。典型的なイメージと違い決して危ないことではありません。これは生徒たちが、人種差別からお互いを守るために大学側に呼び掛けるためのデモでした。

 

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http://www.browndailyherald.com/2016/11/17/students-faculty-protest-light-election/から

 

読者の皆さんが明日からデモを行うとは呼び掛けていません。しかし、政治により耳を向け、世界で今何が起きているんだろう、私の国では今何が問題になっているんだろうと聞き、ちゃんと自分の意見を持ち、情報をちゃんと知る国民になり適切な行動をとるよう皆さんに呼び掛けたいと思います。

 

ブラウン大学・機械工学部4年

鎌田偉策

 

もし少しでも考えさせられたら、ぜひコメントいただきたいです。

~~~~~

鎌田偉策:

アメリカ・ワシントン州のシアトル出身。東京に子供のころ五年ほど住んだことはあるが、人生のほとんどはアメリカ生活。現在は、ブラウン大学・機械工学部4年。工学の授業と卒業論文のためのバッテリー研究をバランスしながら授業の合間には学生フォーミュラのチームキャプテンとしてレースカー作り時間を費やしている。趣味は走ることと料理。

詳しくはこちらで(英語ですが):https://isakukamada.wordpress.com/

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アメリカ~ン

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“ブー、ブー、ブー”

 
久しぶりにかけた携帯のアラーム。枕元の振動で起こされる。8月25日、朝六時。まだ蝉が鳴き始めない頃。

 
朝食を食べ、洗面をし、着替えて。最後の荷物を入れてスーツケースを閉じる。忘れ物が無いか、部屋を一通り見渡す。私がこの三ヶ月暮らした、リビングの隣の和室。中途半端に中身が入ったタンス、散らかったコタツの机、処分するため袋にまとめた洋服。まるで明日また帰ってくるかのように、生活感が溢れる部屋。本当はもっと整理してから出発するつもりだったのに…準備に慣れてきたからか荷物をまとめるのがぎりぎりになってしまい、あまり片付ける暇が無かった…。母には申し訳ない。

 
空港までは、ありがたいことに父がいつも送り迎えをしてくれる。自分で運転するか聞かれたが、こんな日に事故を起こすのも嫌だったので今回も運転は父にお願いした。携帯には、友達などからの“いってらっしゃい”のメッセージが届いていた。ちょっと寝不足な朝、車内では気がついたら寝てしまっていた。

 
チェックインを済ませ、いよいよ飛行機。ダラスまで12時間。

 
飛行機から降りた瞬間どこからか漂うファストフードの匂い。肌の色が様々な人たち、流れる大統領選のニュース。大きいけど、どこかカオスな空港。ちょっと意地悪な入国審査のおばさん、陽気で優しい荷物チェックインのお姉さん。甘すぎて飲みきれなかったラテ。これらが“アメリカに来た”ということを実感させてくれる。

 

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ダラスの空港の長ーーいエスカレーター

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マックに並ぶ人たち

 

ボストンまでさらに3時間半。時差ぼけか、気づいたら寝ていた。隣の夫婦はこれから更に2回ほど乗り換えをしてデンマークからクルーズに行くらしい。
狭い荷物受け取りのスペース。荷物が出てきてほっとする。あとはバスを待つだけ。5分ほどの遅れでバスは到着。これでプロビデンスまで行けると思うと一安心。

 

出発前夜、家族で外食をした。そのとき父に“来学期の抱負は?”と聞かれてなかなか答えられない自分がいた。“とりあえずがんばる”としか言えなかった。目標が無い訳では無いけれど、正直自分でも今学期がどんな学期になるのかがいまいちイメージできていなくって、具体的なことが言えなかったのだ。

 
いくら奨学金をもらっていると言っても、多額の学費を出してもらって、家族以外にもいろんな人に応援してもらってブラウンに通っているのに、今学期の抱負すらちゃんと言えなくて情けなかった。こんな気持ちで来て良いのか?そんなことを思いながら、むき出しのマットレスにタオルを敷いて寝た初日。

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今年の寮の外見。四階の人はエレベーターが無いから引越しが大変。

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寮の場所を分かりやすく解説!(したつもりです)水色が今年の寮の場所。

 

翌日、早速ラグビーのプレシーズンの行程に参加する。シーズン自体は先週から始まっていたけれど、私は夏休みの仕事があったこともあって一週間遅れての参加。まだ初心者の上、一週間遅れたので不安でいっぱいだ。この日は筋トレとプール。久しぶりで筋力の衰えを感じ、早速筋肉痛になった。

 

 

土曜日はオフ。ようやく荷物の整理をする。ルームメイトが来てからにしようと思ったが、荷物を出す前の方がやりやすいと思って試行錯誤して家具の配置を変えた。今年はベットがなんと1.2mぐらいの高さがあるだろうか。上るのが一苦労だし、落ちないように気をつけたい。寮はキャンパスの中心地。大通り沿いで便利だが、人通りも多く正直うるさい。なんだか東京を思い出す。一人で過ごす一日。ちょっとモールに買い物に行ってみる。斜め向かいの部屋の人たちもいるようだが、なかなかあいさつするタイミングが掴めないというか、何びびってんだよ、私。

 

 

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今年の部屋はこんな感じ!正方形で、天井が高いです。そして棚が多い!

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部屋の奥に自分のコーナー的なのができるようにしました。ベットへの最善ののぼり方はまだ研究中です。

 

プロビデンスも蒸し暑い。でも東京ほどではない。部屋に冷房は無いが、窓を開けていれば普通に過ごせる程度だ。これから晴れの日が続くよう。今日はぼーっとしている時間が多かった。明日からはもっと効率的になろう。今夜はシャワーを浴びて寝るか。そういえば昨日も一昨日も冷たいシャワーを浴びている。これは私のシャワーの操作が間違っているのか、本当にお湯が出ないのか、まだわからない….。メンテナンスに電話しようと思いながら、週末に呼び出せるのかわからないし、週末に呼び出すのも何だか申し訳ない。とりあえず外は暑いし、シャワーは耐えられる冷たさというかぬるさなので我慢するとしよ う。それとも今日はお湯が出るだろうか?

 

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街灯のお花飾りがアメリカらしい

 

暇だなと思っていた一日も、気がつけば夜の9時をまわっている。帰ってきていきなり授業ってよりも、少し落ち着ける時間があってよかった。でもやっぱり一人で過ごすのは寂しいなと感じる。3ヶ月も英語をほとんど使っていなかったからどうかと思ったが、意外にも何の違和感も無く英語に切り替えられた(まだそんなたくさんの人と話したわけでは無いが…)だけどフランス語はやばいと思う。授業が始まるまでに復習でもしておこうか。まだ3日も経っていないのに、もうすでにサンドウィッチなどこちらの食事に飽きる予感がしてきて、これから4ヶ月と考えると….がんばります。

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”これでもか”というぐらい盛られるタイ料理。これで$7はお得かも。

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憧れのアメリカ?

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”日本とアメリカ、どっちが良い?”

”アメリカ!”

5年前まで私はこう即答していました。

4年半アメリカで過ごし、9歳の頃に日本に帰国した私は、アメリカの方が日本に比べて何に関してもすばらしいと思っていました。アメリカ生活のほうが日本での時間よりたった数が月ではあるものの、長いと言えるのがプライドで、自分はアメリカにいた時のほうが幸せだったと感じていました。小学生の頃の友達との会話ではいつも、”でもアメリカではね~で~だからもっとすごいんだよ!”という風に話していたし、小6の最後の原稿用紙10枚の自由作文ではアメリカのすばらしさについて書きました。卒業文集だって日本の学校での思い出ではなく、アメリカの親友についてでした。

暑い夏の日本にごちゃごちゃした東京に帰ってきて、アトピーが再発し喘息気味になり、夜は道路の音と明かりでなかなか眠れず、学校の椅子や机は妙に低い。初めての跳び箱で指を骨折するし、日本語補習校で使っていたドリルが違かったから夏休み明けの漢字100問テストで人生で一番悪い点数を取った。大好きな英語の本はなかなか手に入らないし、最近の流行もわからないし、見るもの感じること全部アメリカと比べて、学校も友達も家も気候も、何もかもがアメリカのほうが良かったという結論に至りました。

今思えば、私はその頃の友達や周りの人にひどいことをしていました。新しい環境に慣れない私に手を差し伸べて、とても良い友達となってくれたのにも関わらず、私の中にはいつも何か越えられない一線があって。”アメリカのほうが絶対に良い”が前提になっていたから、どんなに良い友達でも私の中の評価ではアメリカでの親友以下だったし、アメリカを超えられるものなんて日本にはありませんでした。この前提によって、私いつも自分から周りの人を遠ざけていたのではないかと思います。自分が”なんか浮いている”と感じたのは、周りのせいではなく、きっと私が自ら進んで”浮いて”いたのではないかと。

私にとって日本はなんか窮屈で、アメリカはいつでも戻りたい”憧れのすばらしい国”でした。

 

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去年アメリカに着いて一番最初に撮った写真

 

そんなアメリカ生活を終えてからちょうど10年の昨年、アメリカの大学への進学が決まりました。私の”憧れ”のアメリカ….でも私はこれに疑問を持ち始めていました。

高校留学中、世界各国の生徒が集まるインターナショナルスクールだったので世界情勢について話すことが多くありました。そして驚くことに、どんな政治や文化の問題でも大半の場合、”アメリカのせいだ!”という話になるのです。”アメリカはすばらしい国”とずっと思っていた私にとって、アメリカがこんなにも悪者だなんて、本当にショックでした。しかし思えば私のアメリカへのイメージは小学生の頃の日常生活を通して形成したもの。その頃は政治なんてわからなかったし、両親も治安や安全とかには一番気を使ってアメリカの良いところしか見せませんでした。アメリカが抱える数々の問題について私が知らなくても不思議ではありません。

では、今度渡米した時、私はアメリカについてどう感じるのだろう?私の思う”憧れのアメリカ”なのか、それともやはりアメリカは”悪者”なのか?一年目を終えた今、私のアメリカへのイメージの変化についてまとめたいと思います。

 

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最近作った、アメリカンクッキー

 

アメリカはやっぱりすばらしく、偉大な国です。アメリカ大学のリベラルアーツがすばらしいと思ったから進学を決めた訳だし、留学生の私にも奨学金をくれる。多様性が重視されていて、個人の自由が尊重される。広いし、プロビデンスは良い具合に自然があって、星も見えるし鳥の声も聞える。

しかし19歳の私は、小学生の私は気がつけなかった多くの社会問題に気がつきました。貧富の差が激しいこと、多様性があるといっても人種差別問題がまだ深刻なこと、住む場所によって人口構成も、受けられる教育も全く変わってくること。学校の食堂や清掃の職員に黒人やラテン系の人が多いこととか、日常生活の中で見えてしまうのです。そして見る度に、アメリカ社会について考えさせられます。もう”アメリカはすばらしい国”というフィルターはすっかり無くなってしましました。小学生の私には見えなかった、いや、見てもきっと理解できなかった些細なことが見えるようになった、これは私の中での一つの大きな変化です。

 

“アメリカってどんなとこなの?アメリカ人ってどんな人?テロとか大丈夫なの?”

日本の友達によく聞かれます。どの質問も結局は場所や個人によるので一概には言えないのですが、アメリカについて一つなるほどと思ったことがあります。それは、国際関係学の教授が言ったことです。

”世界の国々は、自分国と他のたくさんの国によって世界が構成されていると考える。しかしアメリカは違う。’アメリカとその他の国’の二つで世界は構成されていると考え、更にアメリカ以外の国は常にアメリカになることを目指してあがいていると思っている。”

アメリカの国際社会の中での行動や役割を見ているときはもちろん、普段アメリカ人と話している時もこれを感じます。アメリカ人はどんなにアメリカのことを批判していても、なんか”アメリカは一番”という前提を持っているというか。何でしょう、昔の私ではありませんが、何か越えられない一線があるんです。これが良いことか悪いことかはわかりませんが、”アメリカ人はどんな人?”と聞かれたら、私はこのことを話すようにしています。感じるんです、”みんなの憧れの国、アメリカ”としてもプライドを。

 

”日本とアメリカ、どっちが良い?”

今の私には答えられません。

日本人だから自然と暮らしやすいのは日本だけど、日本を窮屈に感じて飛び出してきたのも事実です。大学での4年間を終えれば私の海外経験は計10年、人生の半分程になります。ここ最近は日本での時間の割合が増えて、日本へ対する肯定的な考えが増えてきていたけれど、再び天秤がつりあって来た時、私のアメリカへの思いはどう変わるのだろう?卒業する時の一つの楽しみです。

 

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Chick’n

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野菜しか並んでいないはずのところに、チキンが置いてあった。

 

 

大学の食堂は、真上から見ると、左右二つにわかれている。

入ってすぐの左側は、肉類、稀に魚類、パスタ、ピザなど約10種類が並んでおり、

反対側、食堂の右半分には菜食主義の人、専用のコーナーが設けられている。

 

そして、この菜食主義コーナーで見つけたのである。

チキンを。

 

 

思わず二度見をしてしまったが、目をこらすと Chick’n と書かれてある。

つまり、Chickenではないようだ。

発音するのであれば、チッ(キ)ンである。なんとも軽快な響きだ。

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 Breaded Chick’n

 

しかし、考えてみると、菜食コーナーはそんなものばかりで、

Chick’n の横にあるのは、ハンバーガーの肉もどき、である。

 

様々なものを刻んで固めた痕跡のある、”肉っぽい何か”

モザイク模様が施されているそれは、パンの間に挟むより、飲み物を置くコースターにしたほうが良いのではないかと毎回思ってしまう。色も鮮やだしね。

 

 

 

そんな具合にChick’nをしばらく観察していたら、

同じことを考えていたと思われる人たちの、会話が耳に入ってくる。

 

 

「これ、本当は何でできてるんだろうね」

「ここベジタリアンのコーナーだし、豆腐じゃない?」

 

 

生徒ではなく、食堂の人たちが、やたら明るい口調で言葉を交わしている。

 

視線を上げると、

ずずーっと音を立てながら黒い液体を飲んでいるおばちゃんが、

隣の若い食堂の男性に話しかけていた。

 

 

少し考えた後、食堂のおばちゃんは言ったのである。

 

“I don’t know what it’s made of —

まぁ、何からできてるかは知らないけど、

 

 

 

but I know it’s not chicken”

チキンでないことは、確かね。

 

 

間といい、表情といい、なんだか発言が深いっぽい。

隣の男性は興味なさそうに、拭くところの残っていない銀色のカウンターを、布巾でこすっている。

 

 

 

 

さて、Chick’nは、鶏肉とは違うと控えめに自己申告しているのでまだ良いが、

食堂の反対側で提供されている “Chicken” も、なかなか怪しい。

全部同じ形で、噛んだ時も、なんというか、繊維が、整っているのである。

 

 

その横にある、かごの中に積み上げられているりんごたちも、そうだ。

春夏秋冬、同じスタイルを維持している。

ボディビルも息を呑むような輝きを放っている、テカテカのりんごたちは、

りんごの木から採れたものじゃなくて、一つ一つ工場で作られているんだよ

と言われてもおかしくないほど、全員、同じ姿形をしている。

 

ちょっとだけ、ワックス塗っちゃおっか? から始まり。

これ、りんご丸ごと、工場で作れんじゃない?

作ろうかしら。みたいな。

 

 

とりあえず、りんごを手に取りChick’nを写真に収めようと

ちらりと先程のおばちゃんと男性をみると、

 

名言おばちゃんはまだ、Chick’nを眺めていた。

そうしておばちゃんは、カウンターを拭く若い男性の背中に向かって一言、発したのである。

 

 

“Whatever this is

 これが何であったとしても、

 

先程と同様、間が数秒。

 

we gotta keep on movin’ ”

私たちは前に進まねばならない」

 

 

 

彼女の発言は、深そうで、深くないのか。

深そうで、深いのか。

 

とにかくひとつ確かなことは、

すべて名言のように聞こえる、ということだ。

 

 

手にとっていた、りんごを囓る。

先週、食べたのと同じ味、おいしすぎず、不味すぎず。

最低限りんごを食べているとわかるような、安定した、りんご味。

 

 

やっぱこれ、工場で作られているんじゃないかな。

 

まぁ、前に進むけど

 

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