divider

Archive


卒業熊特集 第四弾:カイル

/ 0 Comments

卒業生インタビュー4人目

アーフ・カイル (別名:蛙)さん

 

日本人でもなく、日本に住んだことのない、シカゴ出身の193cm

ブラウン大学では電気工学を専攻し、 8月からはボストンの半導体メーカーで働くとのこと。

 

DSC_0746-2

 

.

一体彼はブラウンでの4年間をどう振り返り今後、どう歩んでいくのか?

インタビューはもちろん日本語です。

よろしくお願いしまーす!

.

 

Q. カイルさん!もともとブラ熊は、トモチーニに「入らない?」って連れ込まれたんでしたっけ。

 

カイル:

そう、智也に急に誘われて。

いや、日本人じゃないんだけど!留学生でもないし!みたいな感じだったんだけど。

「別に良くない?」って感じで言われて。

 

そっち側が良かったら、僕も全然参加したいし、って感じだったからノリで決まった感じ。

 

それがどんな団体になるかも全然わかんないまま入ったんだけど。

振り返ってみると、入っててよかったっていつも思っている。本当に。


.

Q. どんなところが?

 

説明会が大きい。ツアーが。

それまで、日本人の高校生に対して、自分の将来について考えていないとか

アメリカに憧れていて、それだけで留学したい って思っている人が多いのかな、とかそういう偏見があったんだけど。

 

実際行って高校生と話してみると、そういう人もいたんだけど、そういう単純な憧れじゃなくてコア(芯)も見ている人も結構いたことにびっくりしたし、アメリカ人として嬉しかった。

 

意識高い人が集まるわけじゃん、ブラ熊の説明会ツアーって。

それでも、ちゃんと、僕が大学に入る時よりも、全然考えているんだなって。感心したっていうか。

 

アメリカのイメージだけじゃなくて、こっちにきて、もらえる教育にちゃんと興味を持ってくれていたっというのが嬉しかった。

 .

なんか、名前はそこまで覚えていないんだけど未だに、会った高校生たちの顔が浮かぶことがあって。

名古屋の、あのルークってあだ名つけた人!みたいな。

必死に英語勉強している人!とか、そういうの時々思い出すと、懐かしいなぁって。

 . 

もともと顔は記憶に残りやすいんだけど

とくに説明会・交流会であった人の顔は、なんか覚えている。


.

Q. ブログを毎週書いていたわけですけど、ブラ熊やる前は日本語で書く機会あったんですか?

 

日本語で書くこともなくて。

それで、最初の記事とかも読みたくないぐらい、全然ダメだったと思うし。

読んでないからわかんないけど。

 

けど。

アツとか、かのとか、智也とかに頼んで直してもらって。最初の方は。

で、だんだん直してもらわないように頑張って、自分で書いて。それでもミスがあったら、智也が教えてくれたりして。

そういう意味では日本語の勉強にはよかったけど。

Q.1年目は日本で、英語を教えるインターンをしてましたよね。なんでやろうと?

.

最初日本に来た時に、神奈川での姉妹校があって、高校の。だから先生に連絡して、インターンやらせてもらえないかなってなって。あっさりオッケーもらって。

 

なんか

外人のイメージって、英語教えるために日本にくるっていうのが結構多くて。

 

エンジニアとしてそれがすごく嫌だったんだけど、そのイメージが。

どうせ、英語教えるんでしょみたいな。一回自分で経験してみないと、否定できないなって思ってやってみた。

 

そしたら、難しかった。

母国語そこまで細かく考えていないから、説明しろって言われたら、「あれ?」みたいなって全然あったし。

“a” “the” ,  articles (冠詞) が特に難しいのがわかって。

 

で、なんか what was it, “I made a breakfast” something like that.

例えば「 “I made a breakfast” 私は朝食を作った 」(ってある人が文法的に間違えて言っていて)

 

And I was like no, it’s  “I made breakfast” 

で、僕は「違うよ。”I made breakfast” だよ」( 文法的に“a” はいらない)って言って。

 

And she’s like “my intuition says it should be “a breakfast” because it’s a single one”.

で、その人は「いや、ふつーに考えて「朝食」は単数だから “a breakfast” であるべきだよ」って言い出して。

 

And I’m like….

I know you’re wrong, but I don’t know how to say why. So like, I ended up thinking for a long time about “ a” and “the”. Eventually,  it stuck with me for a long time. Finally ended up explaining on my last day because it took me the whole time.

彼女が間違えているのはわかるんだけど、なんでそれが間違えなのかが説明できなくて、長い間 “a” とか “the” とかについて考えることになった。結局ずっと考えて、最終日に説明することになったんだけどね。

 

 

それまでは日本語の方が好きだっていうか、英語の面白みを感じていなかったんだけど、その経験を通して、英語もなかなかやるじゃないかって。

そこまで単純じゃないなって。深いなって思って。改めて。


.

Q.  ブラウンではけっこー言語系の授業とってたんですか?日本語学とか?

 

「日本語学」と同じ先生と「東京と京都」のクラスとって。

で、今学期「古典」とっていて。古典、全部日本語で教えてくれて。

.

Q. 日本語の古典の授業ってあるんですね。「古典」っていうとほとんどの人が顔をしかめそうな科目ですけど・・!

 

だからこそやりたかった。それこそ神奈川でインターンやってた時に、「古典」って聞くとみんな 「あぁ・・・。」っていうリアクションだったんだけど。

それで、日本人にとっても難しいって知って、面白そうだしやってみたいと逆に思った。

とってみて、いろんなことに気づくのが楽しい。

 

例えば、ジブリの「風立ちぬ」っていう映画あるじゃん。それの「ちぬ」の「ぬ」ってなんで、”The Wind Rises” in English? (英語では “The Wind Rises” っていう題名なんだろう) って思って。どういう意味なんだろうって思って。 全部わかんないまま見ちゃって。

 

「ぬ」って普通、否定の意味があるんだけど。説明しなくてもわかると思うけど、

「たちぬ」だから「たたない」んじゃなくて、「たちぬ」だから過去形だって。

古典とってからわかった。 みたいなことが楽しい。

 

Q. 今年の8月からボストンの半導体メーカーで働くんですよね。日本での就職は考えなかった?

 

考えた。

就職先は、本部はボストンなんだけど日本にも支店があって。日本の会社のお客様が多いから、そこで、sales engineering  をやろうかなって悩んでいた。でもそれだとengineer 寄りのsalesになるから。それも違うかなって思って。今はエンジニアに集中したいかなぁって思って。

 

でも将来は(日本に)絶対行くって決めている。

日本に住んで、エンジニアとして生活するっていうのが夢。

そういう風にエンジニアとして、日本に貢献できたらなって思って。

 

っていうのがブラ熊やってた頃からの、みんなに聞かれていた時の答え。

で、ブレていない。


.

Q. 日本が「好き」まではわかるけど「貢献したい」っていうのはまたすごいですね。

 

うーん、なんか。

自分だけ、旅行者として行って楽しんじゃって、いっぱいもらっている気がして。

なんも日本にあげていないっていう感じがして。

 

Q. 卒業してから就職まで、日本にいくんでしたっけ。何するんですか?

 

1か月くらい日本に行くことになっている。

今まで、なんか、説明会あって。インターンシップがあって。みたいな、ちゃんと目的があって日本にいってたんだけど。

今回なんもなくて、自由すぎてどうしようかわかんない。

 

だから電車に乗って一人で旅したりそういうのしてみたいなって思って。

あと、最近、吉本新喜劇にはまって。

だから、大阪行ってぜひ劇をみようと思っている。漫才も。

 

実は、新喜劇の劇をファイナルプロジェクトとして、(英語に) 翻訳して字幕もつけた。

 

※ Kyle の翻訳したYoutubeの動画はこちらから

 

Q. え!! 新喜劇を英訳・・って・・大変・・!

 

翻訳もそうだけど、ダジャレとかそういう冗談ツッコミ、ボケ、大阪弁も多いから。

何よりも字幕が大変だった。

 

1300個ぐらいの字幕をつけた。45分の番組で。

話すペースがすごいから。で、劇だから、相手がどのタイミングで話を終わらせるのかわかっているからみんな間なしで入ってくるから、字幕を読みやすいようにするのが結構大変だった。

 

Q. ただでさえ英訳は難しいのに、とくにお笑いとかだともうダジャレとか伝わらなさそう。

 

うん、伝わらないところもある。

 

翻訳がうまくいった時も、うまくいかなかった時も上にNote (脚注) で書くようにしていた。っていうのは、完璧に通じるわけじゃないから。

Note なしで書くと、そのまま捉えていいんだなって風に視聴者は思っちゃうけど、全然違うから。

結構うまくいったとしても、完璧じゃないっていうことを視聴者に知らせるのが大事だっていうようなことを習っていた。

.

あと、(翻訳した動画を) 新喜劇に送ろうかなって思っている。

それも「貢献」として思っているから。今までいっぱい笑って観てたから返しとして、大好きだから、こういうことを作ってみましたっていうので、送ろうかなって。

.

Q. ブラウンでやり残したことは?

 

一回もパーティーに行ったことはないけど、それは・・やり残したことではない。

それで、いい (笑)

 

うーーん、別にないかな。

 

あ、でも。あるとしたら、ブラ熊を辞めてからあまりブラ熊のメンバーと話せなくなったのは後悔している。

 

3年生になって、すごい忙しくなったっていうのは言い訳だけど。

毎週会わなくなったから、それだから、話さなくてもいいってことではないから。

.

 

 

Q. うーむなるほど。ありがとうございます


—-

 

 

<編集後記>

 

新喜劇の翻訳をしちゃったり、古典をとったり。

「好き」の想いを超えて日本に「貢献」したいという

誰よりも日本なカイルの人柄が伺えました。

 

kyle2

カイル「やだーイメージ変わったって言われる。やだー」

 

・・と言いつつポーズをとってくれる心の広さ。

 

カイルありがとう!

ご卒業おめでとうございます


.

 

カイルのこれまでの記事はこちら

カイルの作った新喜劇の翻訳(英字幕)はこちらから。

 

 

^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^

クリックお願いします!

Read More
separator


4年前のトモチーニへ

/ 2 Comments

ボンジョルノみなさん。

とてもお久しぶりです。
かなりお久しぶりです。
非常にお久しぶりです。
けっこうぶりぶりです。

 

まず、5月29日に、無事ブラウン大学の物理学部天文学科を卒業致しました事を、ご報告申し上げます。

そして、卒業記事が大変遅くなり申し訳ございませぬ。
昨年の秋に投稿するはずが、タイミングを逃してばかりでいました。
予定では、コーヒーハンター中川健太ちゃんとコタッカ・カノーコとの対談を「ガクセイの!」というタイトルでビデオにするはずが、残念な事にデータが入った外付けハードドライブが悲しくもブラックホールに飲み込まれてしまいました。ケンちゃん、カノ、ごめんなさい。

 

さて、卒業記事。どのようなスタイルで書こうか迷いました。かなり迷いました。

先週公開されたキアちゃんのインタビュー記事で、結構いろいろ書いてもらったこともあり。(キアちゃん、ありがとぅーす!)

いつも通りの記事にしようか。写真を多く入れようか。ビデオブログにしようか。。。
2、3分程真剣に考えた結果。

 

後輩へのメッセージを込める方法として、一年生の俺に向けた手紙を書こうと決めました。

では、どうぞ。

 

 


4年前のトモチーニへ

 

まず始めに、ビックリする事実です。「宇宙」は君の情熱ではありません。

今、世の中の出来事を予測することはほぼ不可能。iPhoneやMac Bookを起動させれば、流行の記事、ビデオ、そしてSNSの投稿に画面がうめつくされる。気がつけば、課題なんかほったらかして、ルパン三世のモノマネを見ていたりする。

そして人々は日々様々な意見や哲学に出会っている。ある日、君は「今を生きることの大切さ」を語る記事を読み、その翌日には「未来を見据え、計画を立てる事の大切さ」を主張するブログを読む。一体どっちなんだよ。

 

大学が始って数週間経ち、授業でガチな数式を学ぶ頃には、君はすでに多くの友達や教授に出会っているだろう。何人かは君を刺激し、あるいは興奮させ、何人かは君を退屈させ、あるいは悲しませるかもしれない。上級生や教授達は良い言葉をかけてくれると同時に、君を混乱させるアドバイスをいくつも与えるだろう。でもきっと君はそれら全てを信用し、鵜呑みにし、影響されるに違いない。性格上染まりやすいんだね。自分でも知ってるべ?

 

680310_4797143137453_1203076351_o

1年生の秋にカイル、アイバン(カイルのルームメイト)とアツと行った、ケープコッド(Cape Cod)にて

 

でも君はラッキー男でもある。大学に入る前から、宇宙探査に関わりたいという強い想いがあるのだから。入学する多くの学生は、「わたしはどこ?ここはだれ?」状態だ。彼らからすれば、一年生の君は「アバクロを着ながら宇宙を目指す少年」だ。

3年生に取った宇宙論の授業のプレゼンの様子

3年生にとった宇宙論のクラスのプレゼン

 

この時点で君は皆より先を行っていると思い込むかもしれない。ブラ熊の活動が始まってからは、君は宇宙への想いをブログで語り始めるだろう。たまに通じない冗談を入れて、カノに説教されるかもしれない。だがそうすることで、君は自分が抱く夢について日々考え、自分と宇宙の繋がりを見いだそうとする。そして、「宇宙は自分の情熱だ」と信じ始める。

 

でもちょっとお待ちを。
宇宙は自分の情熱…よく読むとイミフである。

宇宙の何に情熱を持っているのか。君は宇宙の何が好きなのか。「う」が好きなのか、それとも「ちゅう」が好きなのか?果てしなく広がる暗闇に潜む謎を解明したいのか?それとも、地球外生命体を発見していのか?あるいは、月面を歩きたいのか?

 

ヒューストンにあるジョンソン・スペース・センターにて。小惑星着陸のシュミレーションに挑戦

1年生の冬に行ったヒューストンにあるNASAジョンソン・スペース・センターにて
小惑星着陸のシュミレーションに挑戦

 

「情熱を持て!」と大人は言う。「情熱」という言葉自体、響きが良い。「俺には情熱があるんだぜぇ。」というフレーズもワイルドだ。
そしてこれから人と話し、ブラ熊の記事を投稿し、説明会でプレゼンをするにつれ、君はこのイミフな「情熱」という言葉に頼り始める。たとえ将来に不安を抱いたとしても、「大丈夫。俺には情熱がある」と自分に言い聞かせる。

 

しかしある日、君はふと気づく。

「ん、俺は結局何をしたいんだ?」と。

そして、

「オー神様。卒業後どうしましょ。」と。

 

「情熱」とは自分が好きな分野ではない。自分の課外活動でもないし、仕事でもない。ホビーでもない。

この4年間の大学生活で学んだこと。それは、情熱とは「自分が重んじる価値の創造過程」のことを指す、ということだ。きっとこれは物心ついた少年少女の時にすでに自分の潜在領域である程度確立しているものだと思う。ただ、多くの人がそれに気づいていないだけなのではないか。

 

では、その価値に気づくにはどうすればよいか。それは意外と簡単。

 

自分が下す決断、楽しんでいる瞬間、そして習慣を一つ一つ分析すること。つまり、「なぜなぜ」で遊ぶことだ。

 

なぜブラウン大学を選んだのか。
なぜブラ熊の立ち上げに関わったのか?
なぜビデオブログを作りたいと思うのか。
なぜ人類学の授業ではなく、天文学の授業を選んだのか。

なぜアイディアの売り込み戦略を練るのが楽しいと思うのか。
なぜ文章の構成編集や映像編集なら、時間を忘れて取り組めるのか。
なぜ人々が交流する場を創るのが好きなのか。

あるいは、自分の親や幼なじみに、昔の自分について聞くのも良いかも。

自分は小さい頃何が好きだったか。
小学校の時、国語の宿題をほったらかしにして、何に没頭していたのか?
なぜ、昔弟が椅子の上に立ったままう○ちをしようとしたときに、全力で止めにいかなかったのか?

 

1277723_526022157492175_411880246_o

記念すべき第一回目のブラ熊「お茶なしお茶会」にて

 

どんなにどーでも良さそうな決断や判断にも、自分が心の奥底で大切にしている価値観が無意識に影響している。それらを意識的に分解することで、自分が人生で本気で創り上げたい価値に気づく事ができるのだ。俺は最近それに気づき始めた。今はあえてここには書かないけれど、きっと君はすぐに情熱を発見するに違いない。

 

それができたら、次は自分の情熱を活かせる「遊び場」を見つけよう。自分が我を忘れて没頭出来る環境。それは君が興味を抱いている学問かもしれないし、共感出来るビジョンを掲げる企業かもしれない。電子回路かもしれないし、コンピューターかもしれない。紙面上かもしれないし、自分の身体かもしれない。

君が自分の情熱を真剣に活かし、自らの想像力を膨らませることが出来る遊び場。こう考えると、宇宙は君の情熱ではなく、遊び場なのかもしれない。

 

 

時には、君の遊び場で生み出されたものが、今の世の中の常識に反する時もある。

でも大丈夫。今はなんでもありの世の中。SpaceXは、民間企業でも宇宙産業をリード出来ることを証明してくれた。Googleが買収したDeep Mindは、囲碁でも人間に太刀打ち出来る人工知能プログラムを生み出した。あと10年はかかると言われていたのに、だ。他にも、人間の細胞やDNAを書き換えてしまうテクノロジーの開発や、ドローンを使った配達サービスの開発も着々と進んでいる。

 

今年3月に行った、2週間に渡るユタ州の火星研究所でのシュミレーションにて

今年3月に参加した、ユタ州の火星砂漠研究基地にて行われた2週間のシュミレーション生活にて

 

その遊び場にしかない道具や環境を思う存分に使い、自分が重んじる価値を尊重しながら、どう周りに伝えるか考えよう。

方法はいくらでもある。それは、就職先の企業を通して顧客に届けるサービスかもしれない。公共の場に展示できる作品かもしれない。自分のウェブサイトを構築し、SNSでシェアすることかもしれない。もしかしたら、自ら会社を立ち上げ、価値を直接公に提供することかもしれない。あるいは、誰にも見せずに、黙々と自分が納得するまで手を動かし続けるかもしれない。

 

こう考えると、人生は楽しい。

今は、将来にやりたいことが分かっているように感じるかもしれないし、本当に分かっているかもしれない。あるいは、学びたいことが全く分からないかもしれない。

どちらにせよ、冒険することを忘れないでほしい。予測不可能な世界を楽しもう。今自分が当てはまる専攻が見つからなければ、作ればいい。自分が満足できる課外活動がなければ、自ら新しく立ち上げればいい。自分の世界を築く方法はいくらでもある。

 

最後にもう一度。

 

情熱に気づき、遊び場を見つけ、自分の世界を築こう。
今からでも自分の未来をデザインすることは遅くないのだから。

 

 

4年後のトモチーニより

 


 

後輩のみなさん、そしてこれから大学に入学するピカピカの一年生のみんな、グッドラック!
そして4年間ブラ熊を応援してくださった読者の皆さん、夏の説明会にお越し頂いた方々、本当にありがとうございました。

はい、バイバイキーン!

^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^

クリックお願いします!

Read More
separator

卒業熊特集 第三弾:トモチーニ

/ 0 Comments

 

卒業生インタビュー3人目、森智也(別名:トモチーニ)さん。

 

 

DSC_0734

 

 

「あぁ、宇宙の人ね!」でおなじみのトモチーニさん。

宇宙への熱い想いが伺える一方で、メディア制作、団体の立ち上げなど様々な分野で活躍されてます。

 

一体、彼はなぜこんなにも宇宙が好きなのか?

卒業後は何をするのか?

 

数日後に投稿されるご本人の卒業記事の前の、前菜的なインタビュー記事です。

ちょいと長いですが、最後までお楽しみくださいー!

 

Q.トモチーニさん!早速ですけど、ブラウンでの大学生活1年目から4年目それぞれ、どんな年でした?

。 

冒険の年だね、1年目は。

宇宙に関することを何かやりたいって気持ちはあったけど、アプローチの方法がわからなくて。イタリア語、エンジニアリング、天文学、CS (コンピューターサイエンス)をとって。

 

バラバラな科目をとって、結局、 天文学に落ち着いたのね。

やっぱダイレクトに宇宙を学ぶことが好きだったみたい。

 

1年目の終わりには、やっぱ、宇宙は俺の居場所だ。みたいな。行ってないけどね。

「好きなことが、本当に好きなんだな」ってわかった年だね。

 

Q. ほう。そして2年目ですね。

.

2年目イタリアいったんだ。

 

イタリアに行ったら「宇宙論の歴史」と「科学の歴史」っていう科目をとって。

道端で偶然、NASAとかヨーロッパ宇宙機関で写真を撮っているっていう人に会ったりして。

どこいっても、宇宙になっちゃった。国は違えども宇宙を冒険して。

 

で、3年目は自分が行きたい方向性を一番実現できるような場所が欲しかったから、

Metaplanetaっていう団体を自分で作って

 

で、夏の初めに、まず、Metaplanetaの掲げる理念っていうのが

本当に意義のあるものなのかっていうのを確認するために、ヨーロッパを回ったのね。

.

Q. えーと、そもそもトモチーニさんが立ち上げたMetaplanetaってどういう団体?どんな理念を掲げているんでしたっけ?

 

理念っていうのは、宇宙業界にいま必要なのは多様性だ、っていう。宇宙への学際的なアプローチを、オンライン(情報発信)とオフライン(ワークショップ等)の両方で追求している団体なんだ。

 

今は「宇宙=理系」という固定概念が一般的に浸透していて、日本にも世界にも宇宙開発の促進を試みている団体はあるけれど、どれも結局はエンジニアリングや科学に落ち着いてしまってる。まぁ技術が無いと宇宙に行けないから当たり前なんだろうけどね。でも民間宇宙開発も進んできている今、その概念が覆されないと、これからの宇宙開発っていうのは本当に進まないし。

 

「宇宙が好き」っていう学生や大人は世の中にたくさんいると思うけれど、そのほとんどが科学者でもないし、エンジニアでもないでしょじゃぁ、例え理系の職業に就いていなくても宇宙業界に関われる居場所っていうのは存在するのか?っていうか存在するはずだ、っていうのがHypothesis ( 仮説 ) で。それを証明するために ヨーロッパの各国を回ったのね。

 

すると、実際に宇宙建築家や宇宙法律学者とか、そういう人にあって。

あ、じゃあまず、こういう人がいるんだっていうのと。

 

各国でプレゼンをするたびに、

“I think that’s worth doing”ってみんな言ってくれて、支援してくれたから。

 

じゃあこれ、マジでやってみようってことで。

 

俺は日本に戻って、夏に、 建築家とJAXAの地質学者をお招きして、学生を呼んで、「月面基地をデザインしよう」っていうちっちゃいワークショップをやったのね。

 

そこで新しく見えてきたのは、宇宙を全く関係ないような分野から覗くことで、新しい宇宙のあり方が見えてくるっていうのと宇宙開発には、まだまだ発掘されていない冒険の仕方があるっていうのがわかった。


Q. ん・・・?  トモチーニさん自身は、物理も勉強していたりして「理系」の括りに入るわけで。そんな中「宇宙=理系だけではない」という考えを持つきっかけは?

..

1年生の夏に、ある宇宙大好き少女に出会ったんだけれども、

「自分は数学も、科学もできないし、理系ではないから

という理由で宇宙への道を諦めていた子がいて。

 

DSC_0731

 

そこで俺が思ったのは、俺はもちろん天文学勉強してるし、物理も勉強してるんだけども。

俺はぶっちゃけ物理のセオリーを読むのは好きでも、問題を解くのは好きじゃないし、 

数学も好きじゃないし。

俺は宇宙というコンセプトが好きで

 

実際、その子とそんなに変わらないのね、俺

 

俺は映像とか、ライティングや教育にも興味あるし、ワークショップをデザインするのも大好きだし。

かつ、宇宙が大好き。

 

俺のいろんな興味のある分野をどうやってコンバインできるかっていうのを考えた時に、そういうプラットフォームを作ろうと思ったのね。それがMetaplaneta。要するに自分のわがままを許してくれる場所を自分で作ってしまった感じ。

 

だから俺は別に、研究者になりたくないし、研究者になれないと思うし、性格的には。

..

.
Q. 宇宙関係のことをやめようと思った時期はありますか? 

 

宇宙をやめようと思った時期はないけど、

一回宇宙から離れてみよう思った時期はあるのね。

それがまさに4年目の最初なんだけど。

 

Metaplanetaのワークショップをやってわかったことは、

宇宙っていうのは、 いま既存の宇宙業界にいるだけでは新しいことが見えてこない

っていうことだったのね。

 

じゃあどうやったら宇宙開発を促進できるかっていうと、

宇宙の外から物事を見つめなきゃいけない、という結論に達したのね。

だから、ボスキャリ(ボストン・キャリアフォーラム) に行ってみて、なんか俺が面白いと思う会社ないかな、とか。

 

でもやっぱり、宇宙を外からみなきゃいけないっていうのは頭で考えていても、

実際に、俺が心からそこに行きたいかっていうと、そうではなかった。

 

Q.宇宙を外から見る」ためにボスキャリに行ったけどなんか違った。そこからどうされたんですか?

 

今年の2月に、Metaplanetaはブラウン大学と共催で、3日間に渡る宇宙カンファレンス&ワークショップを開催したのね。100人を超える学生、教授、そしてNASA職員を含む業界のプロ達が各分野から集まってきてくれて。

 

そこで、わざわざ俺が外にいくんじゃなくて、中にいながら、外の物を持ってくるっていうのは可能だってことがわかって。

 

つまり、宇宙業界にいながらも、外の視点をもってくることは可能だと思ったの

やっぱり俺が一番刺激されるのは、宇宙業界なんだよ、なんだかんだ言って

 

だからそういった意味で迷いの時期でもあったし、新たな冒険に出る年でもあった。


Q. 卒業後の予定は?

 

Metaplanetaとして10月に ローマでまた宇宙カンファレンスを開くのね。

その準備もあるし、別に就職の話を進めている会社あって。その会社は、宇宙空間に 360度カメラを打ち上げることで撮影できる映像を、Virtual Reality (VR)に変換して、地球にいながら宇宙空間を体験できるサービスを提供している。このアプローチにはかなり興味があって、数ヶ月お邪魔するつもり。

 

同時並行でテネシー州にある「月面基地を建てるにはどうすればいいか」っていうのを考えているNPOで、バイト的な感じで働く事も決まってる。

 

簡単に言うと、彼らは、現在開発が進められている、あるいはすでに開発されているテクノロジーを組み合わせて、月面までのロードマップを作っているのね。

「地球に応用できて、かつ、月面にも応用できるテクノロジーの開発とサポートを行っている団体。その会社でリサーチアシスタントして働くことになっている。

 

ただ、10月のローマが終わってからの計画は今のところ無いです。

.卒業してすぐにMetaplanetaを会社にするとかではなくて、とりあえず宇宙業界に足を踏み入れてから、自分がどう動くかを見極めることにしたんだ。

.

Q. 以前の記事で、T型人間  vs π型人間 の話をしていましたよね。「自分の専門分野の他にも広く知識や関心を持つ」T型人間に対して、π型人間は「専門分野の他に、もう一つ同じくらい情熱的になれる分野を持つ人」。

「宇宙」と、その他に興味のある分野「 メディア・映像制作」などは、平行線なんですか?どっちかがメイン?

 

あのね、その時に書いたπと今のπはちょっと違うと思うんだよ。っていうのは今は、また新たに、πの二つの線を見つけているところなのね。

俺にとって、宇宙は情熱じゃないってことがわかったの

宇宙は俺にとって、新たな生き方や視点を生み出せるプラットフォームなんだ。

今更になって思い始めたんだけど情熱っていうのは・・・(略)・・・・・だと思うの。・・・とかは・・・・・・(略)・・・・・・情熱の本質じゃない。・・・・(略)・・・。


.

Q. ギョギョギョ!面白いですね。その情熱の定義については、卒業記事で明らかになるってことで、「宇宙がプラットフォーム」についてもうちょい説明してもらっていいですか?


.

宇宙って、常識が覆される場所なのね。

ていうか、常識がない場所なのね、宇宙って

だから、何をやろうとしようとしても、新しいことなの。

 

白紙として捉えても良いんだけど、一応ルールはあるわけね。

 

ルールっていうのは、宇宙の極限環境。

例えば、宇宙空間って真空じゃん。

地球の様に大気はないし、熱源がない場所もある。

 

数字出すと、宇宙空間っていうのは、だいたい摂氏 -270度。 

絶対零度は-272度だから、本当に寒い場所なのね。

 

その寒い場所で、人間が生存しなきゃいけないって考えると、

それこそ、常識はないんだけれども、ルールはある。

 

 

Q. 宇宙では、常識はないけど、ルールはある・・?

.

外に出たら死んじゃうっていう、当たり前のルール。この他にも制約がいっぱいあるのね。

その制約をどう乗り越えるかで、人間っていうのは新しい視点を生み出すことができる。

 

 

そういった意味で宇宙にいくことによって、

人類っていうのは、本質的に成長すると思っているし、人類の思考範囲を広げてくれるし、創造性を刺激してくれる場所だと思うのね。

 

だからこそ、宇宙で人が暮らすには、科学とか、工学だけじゃ成り立たないわけよ。

それこそ心理学、社会学、建築とか、デザインも、食事も、影響してくるし。

全てのものがつながってくるのね。

 

関連性がない分野っていうのが、宇宙は集まってくれる場所なんだ。

そこで、人間が今まで思っていなかったような生き方や視点が、生まれてくるわけ。

 

23年間いろいろと手をつけてきたけど、それらの経験がこのプラットフォーム上でようやく活きている感じがする。

 

Q. それにしても、小さい頃から宇宙に興味があって、それが23歳の今でも続くってすごいですよね。

.

俺、子供の頃まず深海魚が大好きで、恐竜が好きになって。

で、そっから宇宙になったのね。

海底の底からどんどん上に上がっている。

 

子供の頃から、親はなんでも好きなものがあったら関連したものを買ってくれたり、そういう場所に連れて行ってくれたから、いろんな分野に興味あった。

 

それこそ説明つかないけど、一番自分が落ち着いたのは宇宙で。

宇宙は今でも「生きているから」かな。

恐竜は死んでいるし、深海魚っていうのは俺は泳ぐのあんま好きじゃないっていうのもあったけど。俺がもし海賊の子供とか漁師の子供とかだったら、海の方が好きだったかもしれないけどね。

 

宇宙っていうのは常に上にあったし。

一番感激したのが、 7歳のときクリスマスにもらった天体望遠鏡から見た月が、すごい美しくて。いまでもその時のゾクゾク感、覚えているんだけど。

だから、やっぱり宇宙が好きなんだよな。

DSC_0733

.

でも一番俺の悪い性格は、中途半端なんだよ。昔から俺、本書くの好きで、小学生の頃から絵本とか小説とか書いてたんだけど、引き出しから持ってきたらわかるんだけど、全部ページ7とかで終わってるから。文章、途中で終わってて、次の新しい作品に手出してるから。続かないの。何やっても。

 

でも、唯一続いているのが、宇宙への想い。飽きっぽい性格っていうのは今でも残っていると思うし。でも逆に、飽きっぽいからこそ色んな分野を経験できているのかな、っていう風に捉えようとしている。ポジティブに考えて。

 

飽きるまでの過程で、すでに俺はその分野の面白いところをある程度見出すことができるから、違う分野に行っても繋がりを見出せる。そこで生まれる新しい視点を、頭のなかで勝手に作り出しているっていうのはあるのかな。

 

Q. なるほど… 最後に一言お願いします!

 

 それでは皆さん、ボナジョルナータ
.

Q. お、おう。ありがとうございます。では、ボナジョルナータ。

 

 


 

 

 

 

森智也さん

公式HPはこちらから 

これまでのブラ熊の記事はこちらから

Metaplaneta Japan のHPはこちらから 

 

.

トモチーニさんありがとうございます。ご卒業おめでとうございます。

ご本人の記事は数日後に投稿されます。乞うご期待!

^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^

クリックお願いします!

Read More
separator


卒業式はCM

/ 0 Comments

こんにちは、メイです。

 

早いことにもう6月ですね。5月もあっという間に過ぎていき、少し物足りないような気がします。(メイだけに)。

 

日本帰国から二週間ほど経ち、プロビデンスで卒業式や一年の締めくくりを終えたブラ熊メンバーや、既に日本にいてインターンやアルバイトを始めているメンバーがいる中、私はというと初めの一週間を利用してとりあえず会いたい人、やりたい事をしてきました。

 

13418976_806133486188765_1887654040110368691_n

 

その内の一つが、汐留の電通本社ビルにあるアド・ミュージアム(ADMT)に行くこと。

 

電通だけに、日本での広告の歴史や仕組みを展示しているところなのですが、期間限定で「世界を幸せにする広告」、“GOOD Ideas for GOOD”、と言った特別展示を開催していたのをたまたまネットで調べたら出てきたので、一人ぶらりと行って来ました。

 

それこそ、ブラ熊の活動や大学の課外活動などで企画名やキャッチコピーを考える機会が増え、一瞬にして視聴者の目をひきながらも情報を伝える広告・CMに興味を持ち始めたので、アド初心者としてはウキウキワクワクな体験でした(笑)

 

通常展示ももちろんよかったのですが、一、二時間入り浸っていたのはやはり特別展示の方で。題名の通り「世界を幸せにする」というテーマの下で広告の展示がされていたのですが、ハッピーなものばかりではありませんでした。むしろ今話題となっている社会問題を明らかにし、注意を呼びかけるものが多かったので、思わず目を伏せがちなリアルで残酷なものも。

 

共通して言えるのは、どの広告も「一瞬」の材料を元に視聴者に考えさせること。

500ページの資料集や、教授がまとめたプリントの山とかではなく、数秒で視覚・聴覚に十分に訴えかける。どの広告も絶妙な「一瞬」を作り上げていました。

 

しかも、ただ単に「一瞬」を伝えるだけでなく、視聴者が衝撃を受け入れる体制の整った状態がピークに達した時の「一瞬」とシンクロさせながら。

 

***

 

先週あたりから、アメリカでは卒業シーズン真っ只中です。

 

(こんな事言ったら盛り下がるかもしれないですが、)個人的にあまり卒業式という行事は印象に残りません。もちろん、友達と別れるのは寂しいし、学業における大きな節目である事実に対して何も感じないわけではありません。しかし、今まで学校を転々としてきたせいか、卒業するころになってもその学校で過ごした時間はそこまで長くないという場面が多かったです。むしろ、日本への本帰国が決まってイギリスの小学校を辞めたり、高校留学が決まって一人渡米する時の方が私にとっては卒業式でした。

 

しかも、このご時世SNSで簡単に連絡が取れる時代。遠くにいても近くにいるという奇妙な感覚はテクノロジーに甘んじている証拠だとも言えますが、その事実が余計「卒業式」の重みをなくしてしまっている気がします。

 

13394124_806133452855435_9164986361723049728_n

 

卒業式でなくても、節目の時は何だって、私の中では少し呆気なく終わってしまう。

 

大学の入学式も、成人を迎えた日も、今年度の締めくくりも。「○○日で節目だ!」という事前の意気込みが強すぎて、当日になると一人で勝手に疲れ果て盛り上がりに欠けてしまいます。

 

そんな中、どんなに長い卒業式でも。どんなに眠くなるような答辞やスピーチを聞いていたとしても。記憶に残る「一瞬」は前触れもなくやってきます。

 

13335862_806133476188766_3282942527021911492_n

 

体育館の奥の方で、人の陰に隠れながら涙ぐむ父親。

気だるそうにトライアングルを鳴らすタイミングを待つ音楽部の後輩。

子どもが先制点を取ったにも関わらず、親同士の会話に夢中になる引退試合での保護者。

「これやったら怒られるだろうな」と分かっていながら、最後に羽目を外すか外すまいか悩む卒業生。

 

自分の心の準備が無意識のうちに整ったときに、一枚の写真を撮るように「一瞬」を捉え、離さない。そんな記憶が残ります。

 

***

 

留学生活だって、それを綴ったブログ記事だって、みんなそうなのではないでしょうか。

 

必ずしも留学中に過ごす一分一秒が自分の中での文明開化に繋がるわけではありません。むしろそのような時が少ないからこそ、毎週書く内容に困っていたりもします。

 

しかし、自分を取り囲む世界とシンクロをする時は思ってもいないような時に来るので余計鮮明に残ります。自分が卒業する頃には鮮やかに残る「一瞬」を繋ぎ合わせたストーリーしか語る事が出来ないかもしれませんが、その記憶の鮮明さそのものが、私が走りぬいた四年間を象徴してくれるものだと良いな、と先輩方のお見送りをしながら思うような季節です。

13315526_806133462855434_7171262723995535901_n

 

卒業生の皆様、おめでとうございます!

そして、素敵な「一瞬」が詰まった記事をプレゼントして下さったブラ熊卒業メンバーの先輩方、ありがとうございました。

 

それではまた来週!

^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^

クリックお願いします!

Read More
separator

卒業熊特集 第二弾:小高かの子

/ 1 Comments
卒業生インタビュー 2人目、小高かの子。

.

< 経歴 おさらい >
12歳の時、一人で渡米。
ブラウン大学では美術史/ 建築士専攻。
今年、日本にある外資の金融に入社予定。

 

 .1397316_730188033742252_8736000701946783493_o
.
なぜ美術史専攻が金融に?
というかなぜかのさんが金融に?
数日後にご本人が投稿する卒業記事の前の、前菜的なインタビュー記事です。
ちょいと長めですが、最後まで是非。
かのさん風フォントでお楽しみください。
ーーー
 Q. かのさん!卒業後は日本で働くみたいですけど、今後の予定は?
 .
かの:一応就職するから、最低でも5年は就職する会社にいるんじゃないかなって思っている。
いつかはやめたい。というか、一生いるわけではないと思う。
.
で、10年とかだったらすごいお金貯まってるだろうから、
そのお金できっと、大学院に行きたいって思うのね。
.
とりあえず、いまは金融が楽しそうだから行くし、
でも、最終的な将来の夢はやっぱアーティストになることだから、MFAいって、 美術やって。
北欧の大学院もいいなって最近思ってきている。もしかしたらまた留学生になるかも。
.
Q. てっきり、かのさんの「目標」がアーティストになる、で金融に行くのは、目標のためにお金を貯める「手段」だと思っていました。

かの:あ、そうではない。
目標 = アーティストだとして、
目標のために、お金を貯めるために、金融に行くわけではない。うちは。
.
アートって、作ることって、別に職業にしなくてもいいじゃん
今の自分だって、ビジュアルアート専攻してないのに、ちゃんとアート作れているし。
.
だから今やんなくってもいいな、って。
60歳になってアーティストになっても、別にいいわけじゃん。
.
だから、急いでないの。
死ぬまでに、自分でアーティストっていう、わかんないな、職業にするかは。
でも、楽しそうだから金融入るの。
,.
 Q. 金融に決める前、美術関係の会社でインターンをしてたんでしたっけ、2年生に?
.
好きなものを仕事にしたいって、もともと、思ってたから。
じゃあアート、いいな、って。
Sophomore (2年生) の夏に、世界で一番大きいアート・オークション会社でインターンしたのね。
 .
そしたら、んー面白くないって。
まず、人の作品興味無い。
人の作品で仕事することはマジで興味ない。
 .
人にアートを売ることが  too subjective で (主観的すぎて)無理って思ったの。
.
 Q.   Too subjective? っていうのはどういうこと?
.
例えば、すごい好きな、ピカソの絵があるとするじゃん。
で、そのピカソの絵を
ピカソだと分かんなくてもその絵が、めっちゃ良い、と思うから買う人なのか、
それとも、ピカソの絵が自分の家の壁にかかっていることが好きで、買うのか。
.
アート業界って車とかと同じで、ステータスだから。アートを持っていることって。
そういう人間に、うちは作品を売りたくないと思ったの
.
そしたらなんか
アート関係の仕事って、なんかちょっと合わないかもしれない、って思って。
 .
やばい、やることわかんなくなっちゃった。ってなって。
2年夏の終わりに。
Q. そのオークション会社でインターンした後、「好きなことを仕事としてできたら」ってことについて記事に書いてましたよね。以下抜粋:
「好きなことを仕事として出来たら、どれだけ幸せなことなのだろう。」
.
これ、よく言いますよね。
私もこう思っていた一人でした。
.
でも、もしかしたら、好きなことと向き合うのって、
お金とか、タスクとか、やらなきゃいけないこと!とか、締め切りとか色々、
そういうしがらみから離れた、本当に『自分の意志』だけで向き合える特別なポジションに置きながらの方がいいのかなーって。
思い始めてたり。笑
— 『インターン、ラストウィークはいりました。』 2014年7月28日
そう、それ。
やったあとから、すごい違和感感じ始めたの。
.
小学校とかでさ、「算数の先生めっちゃ嫌いだから、算数嫌いになっちゃった人」とかいるじゃん。
うち、そういう風にしたくなかったの。自分の好きなことを。
仕事で、これやりたくないって思うことを「やらされる」ことによって、
好きなことなのに、嫌いになっちゃうんじゃないかなって思ったの。
.
ちょっと怖いんだけど。
外的要因で、自分の信じていたものが、どんどん汚れていくのが耐えられなかったうちは。

..

 Q. それでアートから、金融に?
じゃあもう絶対に行かないって思っていたところ、180度反対のところ、に行ってみよう。
 で、思いついたのが金融だった。
.うち父親が金融なのね。すごい金融に対してプレジュディス(偏見)があったの。
絶対になりたくないって思ってたの、バンカーにちっちゃい頃から。
 .
でも、インターンが転機で。3年のボスキャリだね。
「(金融業界について) 何も知りません」って感じだったんだけど、受けたら幸運にも受かっちゃって。
 .
10週間いたからすごい仲良くなった人とかいて。
普通に帰ったら飲みに行くような人とか、好きなアーティストの話をひたすらできるような人とか。

.

.そういう風な人たちに出会えて、この業界にも気の合う人はいるんだなって気づいて。
たまたまそういう人が多い部署が、うちが今入る部署。
で、そのチームの人たちのやっていることも、その人たちもめちゃくちゃ好きだったの。
 .
その他はぶっちゃけ興味ないのね。あんまり。
だから、金融業界全体にはあんまり興味無いの。うちは。
そのチームだから、一緒に働きたいって思った。
 .
Q. いくらチームの人や仕事内容が好きでも、何時間も会社にいるわけで。金融の世界にいること自体で、「染められていく」怖さはある?
 .
それがいま一番怖い。愛着もなにもない。金融という仕事に対して。
それは面白いこともしてるし、面白い人もいるし。でも、お金の力って怖いし。やっぱり。
 .
Q. その怖さの、天秤の反対側にあったのは?
.
うーん
怖さはさ、「こうなるかもしれない」っていう将来の話じゃん、未来の話じゃん。
でも、うちがこのうちのチームに行きたい、って思った理由ってのは「見たもの」なんだよね。
.
自分がインターンして、その人たちともう会ってんじゃん、どんな人かも知ってんじゃん。
「気が合った」っていうその事実があるわけじゃん。揺るぎない。
この人たちはこういう仕事をしている っていうのも、given (すでに分かっている条件) なわけ。
.
でも将来の話しに関しては、もしかしたらうちは、染められないのかもしれないじゃん。
だから、怖がってんのは unsure (不確か) だからなわけ、将来。
.
それと、これだったら。
目の前にあるものの方が、信じるべきだよね、って思う
.
Q. では今後、アート続けるとなると 仕事は仕事、アートはアート?つまり、仕事とアートは別?
そうだね。そうだと思う。
 .
でもなんか。
 .
これは言わなくてもいいことなのかもしれないけど
アーティーストっていう人物の定義が、うちけっこう3年ぐらい前までは
「ペインター」とか、「イラストレーター」とか、
職業として、名刺に書いてある肩書きが「アートを作っている人」だったら、アーティストだと思ってたの。
.
でも、友達と「それって違うよね。」って話になってて。
アートつくってても、アーティストっぽくない人っていない?みたいな。
.
要は、アーティストになりたいんではなくて、
アーティスティックに生きたいんだね、って話になったの。

 

13336167_10157122028775438_1582680187_n

 .
Q. アーティスティックに生きたい・・?

.

例えば、けんちゃん(中川健太)。
あの人は、アーティストではないじゃん。
でも彼はアーティスティックなんだよね。
.
だから、そういう人間で生きていければいいなって、ちょっと思い始めている。
それは職業にしなくていいし。
.
ずーっと金融で働いてたとしても、土日でアート作ってれば、自分のことアーティストって呼べるじゃん。
しかも誰もそんな「あなたはアーティスト」で「あなたはアーティストじゃありませーん」
なんて言えないから、それはすごいアートの強み。

.

逆に金融では言えないじゃん。
私、土日で株トレーディングしてるんで、金融マンです、とはいえないじゃん。
だからアートはフレキシブルだなって思う。
Q.   いま、就職決まって、なにやってるんですか?

.

もともとうち、Honors Thesis (卒業論文) やるつもりだったの。で、受かってて。
でも、金融いくって決めてから「やばい、あと1年しか学生生活ない!」って急に思い始めたの。

.

そしたら、今やれることなんだろうって思ったら、「アートだ」って思って
制作に専念したいから、っていって Thesis 辞めたの、今年の初め。
 .
今個展やるって、さっきも話したけど。

.

個展はやっぱ
学生生活の終わりの節目であり。
留学生活の終わりの節目でもあり。
 .
あと仕事をする、ってなると、あんま自由ではなくなるわけじゃん。
その前に、今までやったことを日本の人たちに見てもらいたいのもあって。
それのためにいま、絵描いてたりしてる。
.
Q.   残り一ヶ月。ブラウンでやり残したことは?
.
ないな。とにかくお世話になった人。年上とかじゃなくて年下とかも。すごい、ありがとう言いたい。
よく言うじゃん。付き合っている人とかに「好き」「好き」って言い過ぎると 大事さが減るとか。
うち、全然思わないの。思ったら言いたいの。
 .
「いつも、ありがとう。」ってすごく小っ恥ずかしいけど、どんどん言っていこうと思うの。
思った瞬間に。てか、そうやって生きてきたから。
今、ほんと楽しいわ、っていうのを、思うだけじゃなくて、
相手に伝えたいっていう欲がすごいあるから。
どんどん出していこうと思う。残り一ヶ月。
 .

.


.

.

,

小高かの子さん
これまでの記事はこちらから
個展のFacebookページはこちらから

.

かのさん、ありがとうございます。
ご本人の卒業記事は数日後です!乞うご期待。
 .

^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^

クリックお願いします!

Read More
separator


卒業熊特集 第一弾:マーティン

/ 2 Comments

 

卒業生、一人目。マーティン・カールセン。

 

ブラ熊では「父はライス。僕はナン。」の記事を始めとし、

食堂の果物と共にだるそうな顔で写る写真を載せたブログ記事を投稿するなど、

独自のユーモアで読者をその都度驚かせてきた。

 

そんなマーティンも卒業。

一体彼はブラウン大学での4年間をどう振り返り、今後どう歩んでいくのか。

 

話を聞く直前、先日、サッカーで怪我を負ったと彼は話していた。

 

I had an injury, so I’m not myself.

「負傷したから、僕は今、僕ではない」

 

 

DSC_0742

 

 

先行き不安な状況で、始まるインタビュー。

よろしくお願いしまーす

 

 

— マーティンは、サッカー、IFF(Ivy Film Fetival) とか、

JCA(日本文化協会)ではまさかの会長だったり、いろいろと課外活動に取り組んでいたみたいだけど、ブラ熊はどうでした?

 

マーティン:

今でもカイルとか智也とか they’re my suite mates(スイートで一緒に住んでいる)。一生強い絆。

 

夏の企画として、自分では実際にこれ「けっこー無理じゃない?」って何回も思ってたことを実際にやったので、時間と人、ちゃんとした計画があれば「無理が可能になる」ってことにも気づいたし。

 

 

— 卒業記事、若干テキトーな気がしないでもないでもなかったですけど。

 

マーティン:

そうだね。その前の記事は、テキトーに書いていた記事だったから。

流れとしてテキトーになったと思います。

 

I don’t remember my 卒業記事。

結構、自分は1年目で、言いたいこと全部言った。

 

— あらま

 

マーティン:

2年目正直言うことなかったので、面白い記事とか、あまりアドバイスになってない記事とか。

「てきとー」って思うかもしれないけど、実際、考えて作ったものだったので。

 

そこまで真面目に読んでほしくはないと思います。

気楽に読んで、変だなと思ってください。

 

— なるほど。あと、そんな敬語で話さなくていいですよ!

 

マーティン:

I might speak formally, or I might not. Depending on how it’s going. I need to practice.

(かしこまって話すか話さないかは状況による。日本語練習しなきゃいけないから)

 

やっぱり 仕事始めるじゃん。

だから磨かないと、最初の頃は苦労すると思うので。

大学卒業する前、2週間ぐらいあるから、日本語の特訓をすると思います。

 

— おお、特訓って?

 

マーティン:

知らない。アニメ、アニメ。アニメと漫画。真面目な勉強と見せかけて。

苦労すると思うので。頑張りたいと思います。

 

– 日本語、英語以外にもフランス語を話せるんでしたっけ?

 

マーティン: 

フランス語、ドイツ語を、ここで習っていて。言語習うの好きだから。

 

特別うまくないけど。

本当うまくないけど。

全然うまくないけど。

4ヶ国語話せ・・話せ・・だいたい話せる。

.

— だいたい?笑

.  

マーティン:

全然話せないけど 笑

もう一つ、4ヶ国語の中にもう1ヶ国語いれたいな。次はなんか、アジアの。

 

.

— 言語習うのは、どういうところが楽しいんですか?

 

.マーティン:

上達するのもすぐ気付くことができるから、「自分はうまくなってるんだなぁ」ってすごい、その満足感。

あとはやっぱり、大学で習う9割以上は、二度と使わない「知識」だと自分は思っているんだけど。

 

得たスキル、成長はあとで使うことできるけど、

「知識自体」はacademics(その学問・分野) に入らないと、ほとんど使わないものなんで。

 

言語は、記憶に残る。

使いたかったら使えるものなので、いつもとっておく、自分のなんか

秘密のweapon? 秘密…秘密… What is it. 秘密兵器。That’s the word.

 

 

— そっか。東京にある外資の金融で働くんですよね。もともと日本で働きたいと思っていたんですか?

 

マーティン:

3年目に決めたこと。もちろんアメリカは住み心地がいい国だけど、東京に戻ることにして。

「留学」として入った形だったので、留学のあとはもどる形で、旅立った。

 

DSC_0740

 

 

 

— なんで金融にしたんですか?

 

マーティン: 

世界は金融で動かされているから。自分はニュース読むのが好きなので、ニュースで影響されている企業なんで。

 

日本語で働くけど、バイリンガルな環境。自分のバックグラウンドも活かせる。

日本人だけど外人らしさとか、外人だけど日本人らしさ。

そういう二つの面が両方活かせる仕事だと思っているので。

 

一番の理由は、東京で何年間、長期間働くことにする場合は、やっぱり成長できる環境で働かないといけないと思うので。

自分に合わない企業に入ったら、出世もしないし、自分のスキルも成長しないので、行き止まりに入ってしまうので。

 

いろいろな会社と面接して、印象がよかったのがこの会社で。

ここで働くことができれば、10年後の自分がちょっと楽しみになってくる。

 

Something like that. (そんな感じ)

.

 .

 — 日本で働くとなると、今後はマーティン名物の Jenglish (日本語英語) が Japanese (日本語) になっちゃいますね・・。

 

マーティン:

I know it’s bad. No, I think it’s good actually. (うん、最悪だよ。いや、いいことだ)

1年間あったらピュアな日本人みたいに話す自信があると思います。

 

 

— 自信があると 思う なんですね 笑

 

今はないけど。

あとであると思います。

 

 

 — 最後に。ブラウンでやり残したことは?

 

んー、

I wanted to double concentrate (二重専攻したかった)

 

今は 応用数学専攻だけど、古代エジプト学とか歴史が好きなので、それもやっといたほうがよかったのかもしれない。

 

最初の2年間、どの専攻やりたいか、

コンピューターサイエンス、経済、歴史、エンジニアリング…決められなくて。

 

古代歴史とかは自分の時間に本で読めることなので、特別そんなに落ち込んではない。

あとで、週末とかに読むことになるかもしれない。

 

 

Yeah and then

東京で就職した決断は良いと思って、結構楽しみにしている。

高校の友達もみんな戻るから週末とかも遊べるし、両親といっしょに時間過ごせることができるから。

 

新しいチャプターとしては、いい環境。

It’s good. It’s like a good chapter. It’s something new.

 

ここで会った人たちとかもう会えないから、それはちょっと寂しいけど。仕方がない。

 

 — ふむ、ふむ、そっか。何か最後に言いたいことありますか?

Nope. (ないね)

 

 

— オッケー、ありがとうございます。

 

 

< 編集後記 >

 

4年間ブラウンで生活して成長したからなのか、サッカーで怪我を負ったからなのか。

いつものJenglishはもちろん、真面目な一面も見ることができました。

日本で働く理由として、「友人」と「家族」を真っ先に挙げていたのが印象的でした。

 

マーティンありがとう!

ご卒業おめでとうございます:)

 

マーティンのこれまでの過去記事はこちら

^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^*^

クリックお願いします!

Read More
separator


separator