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大学に通う意味は?

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最近考えることがある。

 

僕は何で大学に通ってるんだろう。

Spacing Purposes: 無視してください

誰かに”大学、楽しんでますか?”と聞かれると、どう答えればいいかわからない時がある。もちろん、大学生活は非常に充実している。好きなことがほとんど何でも出来るブラウン大学に通えている自分は幸せだと思う。

でも、企業説明会や宿題に埋もれる生活を送るにつれ、最近少し道に迷っている気がする。先学期よりも集中力は続くようになったにも関わらず、それ以上にやる事が増えて宿題や課外活動やインターン探しのバランスがまだ見えてきていない。まるで1年生の1学期に戻ったような状態になっている。

そんな背景もあってこの”大学に通う意味”というのを改めて考えなおすことが度々ある。学問にはげむためなのか?独り立ちの予行演習?就活の準備?課外活動?色んな人と知り合うため?それともただ単に大学生活を楽しむため?

Spacing Purposes: 無視してください

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もうすぐ紅葉シーズン

Spacing Purposes: 無視してください

個人的には大学は経験の機会の固まりみたいなもの。

Spacing Purposes: 無視してください

もちろん学問に励むことも大事だと思う。ただそれ以上に大学は人と資源を1か所に集めた事によって、高校までは考えてもみなかった事にチャレンジできる場所だと思う。もちろん高校にも機会はあるんだけど、それ以上に大学ではありとあらゆるクラブが存在し、当然ながら就活やインターンを探したりするのが高校に比べて断然楽になり、卒業生と話す機会がもの凄く増えた。大学に来る前までは合気道を始めるなんて夢にも思ってなかったし、大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii Uのチームキャプテンになるなんで全く考えてもいなかった。周りの友達でインターンをやっている人もいたが、大半がそんな事気にも留めてなかったし学校もあまり推していなかった。

Spacing Purposes: 無視してください

その点を考えたらどちらかというと自分と自分の環境が変わったからかもしれない。単に僕のネットワークが小さすぎる上にチャレンジ精神がなかったからかもしれない。でも、そう考えると大学がそれを僕から引き出したのかもしれない。現に高校時代にほとんど喋らず内気だった同級生が、ブラウンに入学した後にもう一度会ったら物凄く喋ってきて全体的に明るくハキハキ見えてびっくりした。自覚はしていたが、ほかの人も経験した事を知って”こんなにも大学は人を変えるのか”と改めて実感した。

Spacing Purposes: 無視してください

高いお金を払ってまで通う価値はあるのか?と聞かれたら正直わからない。でも、大学に通う理由はある。そう信じながら僕はこれからまた宿題に没頭する。

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アメリカの大学受験:インタビュー

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というわけで大学受験シリーズ?第二弾として大学インタビューの受け方について書きたいと思います。

今日僕も”Effective Interviewing for First Year Students”というプレゼンテーションに行ったのでそこで得た情報も生かして書いていけたらと思っています。

まずは事前準備について:

  • そのインタビューを受ける大学についてとことん調べ上げる。これはどうしてうちの大学に来たいのかという質問に答えるためです。複数の理由を用意し、さらにできる限りあげる理由を自分のものにすることが重要です。例:”ブラウンのOpen Curriculumにひかれた”ではなく、”数学と国際関係の両方に興味を持っていて。。。(以下省略)”
  • これは僕の失敗からくるアドバイスですが、どうしてほかの大学には行きたくないのかという質問にも答えられなければいけないので、その質問のためにほかの大学についても調べる必要があります。僕がYale大学のインタビューに臨んだ時に唯一全く答えを出せなかった質問です(汗)。なので自分が受ける大学にあってほかの大学にないものを見つけることがこの質問に答える鍵になります。
  • 自分の学びたい分野、趣味、得意な事、不得意な事を事前にリストアップしておく。そして、リストに入れたもの一つ一つについて語れる経験を用意しておく。これはよくある”Tell me about yourself”の質問に答えるためです。例えば、僕の趣味の一つはクラリネットなので高校の吹奏楽部や高校3年(日本でいう高校2年)の夏に行った吹奏楽のヨーロッパ旅行について話したりしました。一つ注意したいのが、自分の不得意な事を聞かれた場合、そのまま”これが不得意です”と述べるのはNG。その不得意をどう克服しようと努力しているか、あるいは今まで不得意だったことをどうやって得意に変えたのかなど、自分のポテンシャルをアピールする口実として答えましょう。
  • 相手に聞きたい質問を用意しておく。インタビューのいいところは自分のアピールをするだけでなく大学について知る口実だということ。少なくとも3つは用意しておくことをお勧めします。その時にオンラインで調べられるような質問はNG。インタビュアーが個人的な話をできる質問をするといいです。例:”大学で一番楽しかったクラスは?” ”寮生活のいいところと悪いところについて教えてください!”

 

前日・インタビュー直前準備:

  • 前日の夜はよく寝ておく。
  • カフェでする場合は財布を忘れずに。
  • インタビューの場所を前日に確認しておく。
  • 朝ごはんをきちんと食べる。
  • 脱水はインタビューの敵。水分補給を忘れずに。

 

肝心のインタビューの注意点:

  • 当たり前ですが、遅刻しないように。10分は早く着くように心がけるといいと思います。
  • 会った時には自己紹介をきちんとする。握手をする場合はしっかりと相手の手を握る。
  • 実際に合う場合でも電話で受ける場合でも、きちんとした姿勢を保つ。
  • 相手の目を見て話す。流石にじーっと見つめるのも変だけど(笑)
  • 相手が話しているときは、相手の話に興味があることを体で表現する。身を少し前に乗り出したり、頷いたりする等。
  • 姿勢と多少つながりがありますが、滑舌よくある程度の声量で話す。
  • 終わった後にはインタビュアーに感謝し、握手をする場合は上記の通り相手の手はしっかりと握る。

 

インタビューの後は、出来るだけ早く(出来れば1日以内)サンキューメールを送る。この時に相手が話していたことで興味深かったことを一つ書くことで好印象を残すことができる。

 

最後に、大学インタビューは緊張しすぎないこと。今の段階ではよっぼど失敗しない限りインタビューのせいで落ちることは無いと思うので、きちんと準備をしておけば大丈夫です!自信を持って下さい^_^

 

僕のアドバイスは以上です。何か質問があれば気軽にコメントをしてください!

 

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載せるいい写真がなかったので。。。春休みの吹奏楽カーネギーホール演奏旅行の時に乗った、ニューヨークのディナークルーズで撮った写真です。有名人気取りしてみた(笑)

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アメリカの大学受験:エッセイの書き方

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早期出願のためのエッセイには少し遅いかもしれませんが。。。(^_^;)

 

というわけでタイトル通り僕の経験をもとにエッセイを書くときのアドバイスをいくつかご紹介したいと思います。

 

まず、エッセイのお題は大学によっていろいろありますが(シカゴ大学は変なエッセイのお題で有名です)、基本的にエッセイは2つ種類に分類されます。

1.大学へのアピールエッセイ

こちらはキアさんがこの記事の最初の部分でうまく説明しているので詳しくはそちらで読んでください。基本的には”なぜうちの大学に来たいのか”というものです。一つ注意したいのが、このエッセイを書くときは必ず具体的に書くこと!!例えば僕の場合はブラウンの面白そうな中国語のクラスや中国語の留学プログラムをブラウンのウェブサイトで見つけてエッセイの一つに使いました。その大学でしたいことを具体的に書くことが大学への興味を示す一つの方法です。ちなみに大学に来てから視点が変わるので”本当にこれ大学でやるかな。。。”とは考えずにとりあえず面白そうでやりたいかもしれないと思ったことを書いて大丈夫です。

キアさんの記事のリンク: http://burakuma.jpn.com/kia-posts/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%81%AE%E9%81%B8%E3%81%B3%E6%96%B9%EF%BC%9A-%E3%81%84%E3%82%8D%E3%81%8C%E3%81%84%E3%82%8D%E3%81%84%E3%82%8D

ちなみにこのブログの最後にある大学リストに入っている大学についてもっと知りたいと思っている人はコメントください!その大学リストは僕の友達が通っている大学なので。

 

2.自分の経験エッセイ

このエッセイは自分がどういう事を体験したり感じたりして来たのか、そしてその経験から何を学んだのかを答えるものです。

  • エッセイのテーマとなる経験はできるだけ具体的に。例えば”僕は貧しい家に生まれて苦労しました”だけではなく、その事実を示す体験についても書く。もちろんそこから何を学んだかも忘れずに。

 

UCLA Bear Brown Bear

UCLAの熊(左) vs. ブラウンの熊(右)

 

エッセイ全般のアドバイス:

  • 書き始めるときは、とりあえず文字数は気にせずに書く。文字数を合わせるのは後からできるから。
  • 書き終えたら、ほかの人に読んでもらう。内容的にあまり他人に読んでほしくないものの場合は信頼できる親や友達や先生に聞くのが一番いいと思う。僕の場合は大学エッセイが得意な英語の先生に読んでもらったり、受ける大学に通っている先輩に片っ端からアドバイスをもらってました。ちなみに書き始めに困っている場合でもほかの人にアドバイスをもらうのはかなり役に立ったりします。
  • 当たり前ですが、提出する前に誤字がないことを確認する。
  • エッセイの内容は使いまわしても大丈夫です。どういう意味かというと例えば僕は高校3年生の夏、吹奏楽でヨーロッパに行ったときに学んだことをCommon App(主な私立大学が使う共同オンラインシステム)のエッセイに書きましたがUC(カリフォルニア州立大学)へのアプリケーションにも同じ内容のものを書きました。もちろん個々の大学に出すエッセイをスラスラと書けたらそれに越したことは無いのですが、僕のように”何を書けばいいか全然わからない!!”と思っていた人にはお勧めします。
  • ただし、エッセイの使いまわしをする場合の注意点1:間違ってもYale大学に出すエッセイに”ブラウンに行きたい理由は。。。”とか書かないように(笑)
  • エッセイの使いまわしをする場合の注意点2:ほかの大学のアプリケーションはよくわかりませんが、少なくともUCとCommon Appに出すエッセイは内容は同じにする場合、まず自分が書いたエッセイがお題にきちんと答えているか見極める。使いまわしに無理がありそうな場合は残念ながら使いまわしは無理です。
  • お題にきちんと答えていたら次のバランスを覚えておいてください:UCの場合、ストーリー5:何を学んだか5。Common Appの場合、ストーリー7:何を学んだか3。これが何を示すのかというと、UCは内容や成長を重視し、私立大学は内容や成長に加えて文章力も重視する。例えば、Common Appで”山から吹く風が松の木を揺らす音”などと景観の説明を入れるのも評価されるのに対し、UCでは出来るだけ具体例を早く終わらせ、そこから何を学んだのかをきちんと言葉で表現できるかが凄く評価されます。もちろんCommon Appでも何を学んだのかをきちんと表現することは凄く大切ですが、その説明に使うべき文字数がUCのほうが圧倒的に多いです。
  • 最初の文章は重要!僕がエッセイを修正しているときに一番苦労したと言っても過言ではないのがエッセイをどう始めるかです。ここは本当に創造性を問われます。非常に重要なのですがアドバイスをあげるのは難しいです。あえて言うのならほかの人の助言を多く集め、本当に思いつかないときはほかの人に相談するのが一番だと思います。

僕のアドバイスは以上です。何かほかに質問があればコメント欄にどしどしお寄せ下さい。最後に:受験はいつかは終わります。受験生の皆さん、頑張ってください!

 

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コロンビア大学

UCLA

UCLA

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ブラウン大学、紅葉 ^_^

 

僕の友達が通っている大学のリスト:

同級生:

Yale University

University of Pennsylvania

Pomona College

California Institute of Technology

Stanford University

Johns Hopkins University

USC

UC Berkeley

UCLA (誰も通ってはいないけど地元なので。。。)

 

先輩:

Johns Hopkins University

Carnegie Mellon University

UC Berkeley

UCLA

UC San Diego

UC Irvine

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お気に入りの場所。

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どーもケンタです。

 

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秋でっせ。

寮を出ると、いつもこの主張の激しい木の横を通るので、常に秋を感じています。

 

さてさて。

引き伸ばしに引き伸ばした、質問回答ですが、最後に残った質問に答えたいと思います。お題は、

「大学で好きな場所を5カ所、写真付きで教えてください!」

というもの。

 

うーん…. 難しい笑

ということで、キャンパス周辺にまで枠を広げて、選ぶことにしました。それではいってみよー。

 

1. The Shop

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幾度となくこのブログに登場しているコーヒー屋さんです。コーヒーが美味しいのはもちろん、付け合わせのパンやクッキーも絶品です。こぢんまりした店内も、コーヒーの味も、オーナーの人柄の良さも、全部好きです。

 

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個人的には、冬の寒い朝に、ここに開店と同時に入って、メガネを曇らせながら頂くカプチーノと焼きたてパンが、ブラウン界隈で食べれる最高の朝ごはんだと思ってます。

 

 

2. Rockefeller Library 3F の隅のスペース

Processed with VSCOcam with b1 presetこの無駄のなさが逆にいいのです

ブラウンにはたくさん勉強スペースがありますが、余計なものがなく、自分が一番集中できるのが、このRockefeller Libraryの3階にある、窓際の勉強スペースの、一番端っこの席です。

ここならほとんど誰も来ませんし、この図書館は2時まで開いてるので、思う存分勉強できます。Science Library なら24時間開いてますが、逆に2時というタイムリミットがあった方が、個人的には勉強に身が入るので、論文や中間試験前で追い込むときは、ここで勉強します。

ちょっと勉強の合間に休憩したいときは、日本の小説コーナーを見て回って、「テスト終わったら、これ読もうかなー」なんて考えます。ちなみにこの図書館は、日本の現代小説に関しては、「直木賞、芥川賞、野間文芸新人賞を取った作品(もしくは候補作品)を入れる」という単純明快な基準で蔵書を増やしているので、日本で話題になった本が、結構たくさんあります。

 

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ご覧の通り。最近、西加奈子さんの「サラバ」が入ってきて、かのさんが「オーマイガー」と言ってました笑

 

 

3.  Providence Athenaeum Library

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図書館が続きますが、この図書館はちょっと毛色が違います。というのもブラウンの図書館ではなく、街の図書館です。欧米の図書館というと、歴史ある建物に、貴重な書物が山ほど詰まってるようなイメージがあると思います。実際アメリカの名だたる大学や、イギリスのオックスフォード大学やケンブリッジ大学などは、それはもう映画に出てくるような図書館がたくさんあります。

 

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ちょっと話は逸れますが、僕がいちばん初めにアメリカの大学を見て回った時、最初に見てみたいと思ったのは、”インディー・ジョーンズ:クリスタルスカルの王国” で、ハリソン・フォードとシャイア・ラブーフが、バイクで図書館に突入するシーンに使われた、イェールの図書館です。実際はイェールにある食堂を改装して、図書館にして撮影を行ったそうですが、映画のシーンがとても印象に残っていたので、どうしても行ってみたいと思い、実際に見に行きました笑

ちなみに、ベタなハリウッド映画の中では、僕はバックトゥーザフューチャーに並んで、インディー・ジョーンズシリーズが大好きです笑

 

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話を元に戻すと、そんな映画に出てくるような図書館と比べて、この Providence Athenaeum Libraryを僕が好きな理由は、その「ちょうどよさ」です。

 

Providence Athenaeumこのちょうどいいサイズ。この写真で見えてる部分が、ほとんど図書館の全容です。

(Photo)

 

サイズは大きくもなく、小さくもない。中の装飾もやり過ぎてはないけど、殺風景でもない。ちょうどいいです笑

ちょっとだけ気分を変えて本を読みたいときや、勉強したいときは、ここに足を運びます。

 

4. Benefit Street

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好きなストリートはたくさんありますが、あえて(といっても何があえてなのかわからないかもしれませんが)Benefit Streetを選びました。Benefit Streetは、ブラウンがあるCollege Hill と、Downtownのちょうど間を南北に貫くストリートです。特に目立ったお店や、スポットがあるわけではないのですが、何となく雰囲気が好きなストリートです。とりわけ夕暮れ時は、西日が綺麗に道を照らすので、歩いていても、自転車に乗っていても、とても気持ちいいです。

 

5. Front Green (Van Wickle GatesとUniversity Hallの間)

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最後は、理由はないけど、ただ好きなスペース。大学の顔とも言える、Van Wickle Gatesを通ってすぐの場所です。「ザ・アメリカの大学」って感じのする場所ですが、常に人影もまばらで、落ち着いた空気の流れる不思議な空間です。

 

というわけで、お気に入りの場所たちでした。

 

それでは今週はこの辺で。また来週!

 

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学問の優劣

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ども。

ケンタです。

 

不覚ながら腰を痛めました….

ぎっくり腰もどきのようなもので、体を折り曲げると激痛がはしるため、背筋を伸ばして生活しなくてはいけません。まあ姿勢がよくなるきっかけになったと、前向きにとらえます笑

 

 

さてさて。

先週末はBetter World By Design というイベントがあり、キャンパス内で様々なワークショップが行われました。そんな中、僕たちのコーヒーショップを議題にしたケーススタディのようなワークショップが行われ、様々なおもしろい意見をいただきました。

 

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ふむふむと参考にしながら、またやりたいことが増えてワクワクしています。

 

 

さて本日は、先週訪れた歴史のクラスの教授のオフィスアワーでの出来事について書きたいと思います。

以前記事でも書きましたが、僕は今学期、”Japan’s Pacific War: 1937-1945” というクラスを履修しています。題名の通り、このクラスは日本に焦点を当て、戦前の日本の外交関係から戦争終結までの歴史について学ぶのが目的です。

安保法案が参院で可決されたり、国会前でデモが起こったりと、かなり活発な動きが日本であったこともあり、アメリカで日本の歴史を教える教授はどう考えているのかが気になったので、オフィスアワーに足を運ぶことにしました。

 

何人かの生徒が先に並んでおり、15分ほど部屋の前で待った後、たくさんの日本に関する書籍が溢れているオフィスの広辞苑が後ろに覗く席で、教授が待ち構えていました。

授業に関する質問をいくつかした後、一連の安保法案をめぐる政府の動き、学生の反応等についてどう思うかについて聞きました。

 

すると彼はこんな風に答えました。


 

法案についてはいろいろな意見があると思う。特に個人的な意見は述べないけど、デモに参加した友人から話を聞く限りでは、学生だけでなく、あらゆる層の人たちが反対しているのは事実だと思うよ。日本の学生の政治的な関心が高まっていることは肯定的に捉えている。1960年代の運動が世界的なものだったのに比べると、今回は事情が違っていると思うしね。でも何よりも僕が心配しているのは、日本の国立大学が人文系学部の縮小を検討している点なんだ。

 


 

少し省略しましたが、概ね彼の答えはこのようなものでした。

この答えは、僕が期待していた答えからは少し離れたものでしたが、それでもとても考えさせられる内容でした。

 

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日本の大学には理系・文系という考え方がありますが、この2つに優劣というものはあるのでしょうか?僕は日本の大学受験を経験していないので、いまいち感覚がわからないのですが、少なくとも学部間に偏差値で優劣がつけられている以上、学生の間にも何かしらの優劣の感覚があるのではないでしょうか?

 

日本にいる友達で、現在大学に在学している友達の話を聞いてみると、

「天文学がやりたい!」「情報工学が専攻なんだ」「経済学を学んでるよ」

といったような話はよく聞きますが、

「文化人類学が学びたい」「哲学に興味があるんだよね」「社会学が学んでみたい」

といった話はあまり聞かないような気がします。

 

こんな状況が生まれているのには、いくつか理由があると思います。一つは前者の学問が、今の世間のニーズにマッチしていて、後者がマッチしていないと学生が感じている点です。でも実はそんなことなかったりします。宇宙やITの関連の企業であっても、真の意味で「グローバル」を追求している企業では、エンジニアより文化人類学者の方が重宝されるかもしれません。

 

もう一つの理由は、後者の学問を教育する環境が、他国に比べて日本には整っていないということではないでしょうか。人気学部に比べて、予算が少ないことや、規模が小さいことも影響しているのかもしれませんが、例えばアメリカやイギリスの大学などの哲学科の規模と、日本の大学の哲学科の規模には大きな差があります。そもそも大学に限らず、日本と欧米の初等・中等教育では、人文系の学問への重きの置き方が全く違います。

 

IMG_4313全然関係ないけど、最近いった地元のコーヒー屋さん

 

この事実を痛感したのは、カナダに留学してからでした。人種や宗教の違いと以上に、自分にとって衝撃的だったのは、哲学を始めとする人文系の学問をきちんと学んできた友達との考え方の違いでした。数学や科学を基礎とした「理論的な考え方」とは、全く違うベクトルで物事を考えている彼らの考え方は、留学した当時の自分には全く理解できないものでした。今でこそ、少しはその考え方を理解することはできますが、未だに哲学的なもの考え方は苦手です。

 

とはいっても、僕自身、「日本人は理数系に秀でているのが特徴だから、それはそれでいいんじゃないか」と思っていました。でも今とっているブラウンの歴史のクラスが、日本の学校で教わった戦争史よりよっぽど充実していることを実感するにつれて、「ちょっとこのままではいけないな」と感じるようになりました。

 

歴史的にも、哲学的にも、社会学的にも、文化人類学的にも、東洋と西洋は全く違う世界であるがゆえに、それらの違いをきちんと理解するためには、欧米の大学だけにこれらの学問の追求を委ねることはできないと思います。

 

オフィスアワーでの面会の最後に、教授は僕にこう言いました。


 

時々、「歴史を学ぶことになんの意味があるんだ?お金になるのか?」って聞かれることがあるんだ。確かに工学や会計学なんかに比べたら、お金にはならないかもしれない。でもだからといって、歴史をはじめとする人文系の学問を追求する意義がないわけじゃない。絶対に必要な学問なんだ。

 


 

そんな風に言った彼の目には、ただならぬ強い意志のようなものが垣間見えて、少し圧倒されてしまいました。

そして同時に、彼のような学者が日本にいなくなってしまう未来は、迎えたくないなとも思いました。

 

今日はこの辺で。

ではまた来週!

 

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